2013年03月01日更新
少しずつ寒さもゆるんで、春の訪れを感じるこのごろ。
この季節ならではの行事の話や、自然の話を親子で楽しみませんか?
身近なイベントや、自然の様子も、改めて意識すると新しい発見や驚きがあるかもしれませんよ。
ひな祭り
全国的な行事ですが、由来や決まり事の地域性など、実はまだまだ知らないことがあるかも…。
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これだあれ? に答えられる!?
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男びな、女びなから見ての左右に合わせるので、右大臣は向かって左、左大臣は右ですよ!
最上段: 男雛、女雛
二段目: 三人官女(お世話をする女官)
三段目: 五人囃子(お祝いの演奏隊)
四段目: 向かって左に右大臣、向かって右に左大臣(朝廷の役人)
五段目: 仕丁(雑役)
六段目、七段目: タンス、鏡台、茶道具などの嫁入り道具
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「節句」ってなに?
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文字通り季節の節目に無病息災や豊作を祈願して供え物をした習わしで、中国から伝わって宮中行事として始まったようです。
年に5回の節句の日がありました(五節句)。七草がゆや七夕も、節句の行事なんですね。
五節句
1月7日は「人日の節句」…七草がゆ
3月3日は「上巳の節句」…ひな祭り
5月5日は「端午の節句」…端午の節句/子どもの日
7月7日は「七夕の節句」…七夕
9月9日は「重陽の節句」…菊の節句(現代ではほとんど行われていません)
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実はこちらが元祖の「流しびな」
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もともと上巳には災厄を水に流すために、人形を災厄の身代わりとして川に流すという風習がありました。
流しびなはその習慣が残ったもの。
女の子の成長を見守る存在である置き人形になって定着していき、現在のような豪華なひな壇飾りになったのは江戸時代と言われています。
現在も、鳥取県鳥取市用瀬町、奈良県五條市、埼玉県岩槻市など、全国各地で行われています。
イースター
「よく知らない」という人も、カラフルにペイントされたゆで卵を見かけたこともあるのでは。
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イースターってどんなお祭り?
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キリストの復活を祝うお祭りで「復活祭」とも言われます。イースターは宗派によって違うこともありますが「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」などと決まりがあって、毎年日にちが変わります。2013年は3月31日ですが、3月末~4月末まで1ヵ月くらいの幅があり、4月になることが大半です。家族でそろってごちそうを食べ、イースターエッグを使った遊びなどをします。
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「イースターエッグ」って何?
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卵は、ヒヨコが殻を破って生まれることからキリストの死からの復活を象徴しています。イースターには、卵にカラフルなペイントをして飾ったり、遊びに使ったりします。最近はチョコレートやおもちゃの卵が使われることもあるようです。
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イースターの遊びをやってみよう!
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家族と! お友だちと! お好きな遊びを楽しんでみては?
・エッグハント(卵探し)
イースターエッグを庭や家のあちこちに隠し、子どもが探します。お菓子入りのエッグを使ったり、見つけた数だけキャンデーがもらえるなどの演出があれば、張り切りますよ!
・エッグロール(卵ころがし)
イースターエッグを柄の長いスプーンや板などで転がしてゴールを目指します。ゆで卵は思った方向に転がらないから、思ったよりも難しくて大人も熱くなっちゃいます!
・スプーンレース
卵をスプーンにのせて、決めたコースを落とさないように運びながら競争します。数人でチームを作って競争すると盛り上がる!
近所で見つかる春の植物
少し意識してみると、いつもの道にも花が咲いているかも。花の数が増えていくと、春を実感しますね。
※花の見ごろは地域によって異なります。
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梅・桃・桜を見分けよう!
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・梅(見ごろ:2月~3月上旬)
桜や桃に比べると開花時期が早く、春の訪れを告げる花とも言われます。花の色は、白と赤のほかピンクのものも。花びらは丸く、枝に点々と咲きます。
・桜(見ごろ:3月下旬~4月上旬)
温かい日が続くと数日で満開になることもあります。ほんのりとピンク色の花びらは先が割れているのが特徴です。枝の一か所から複数の花が房状につくので、満開になると木全体を花が覆います。
・桃(見ごろ:3月~4月)
梅と同じで枝に直接花がつきますが、一か所に2つの花が咲くので梅よりも花が多い印象になります。桃の花は先がとがっています。濃いピンクの花や白に近い花があり、1本の木に混ざって咲くことも。 -
ハルジオン・ヒメジョオンを見分けよう!
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・ハルジオン:春紫苑(見ごろ:3月~7月)
開花前のつぼみは下を向いていて、開くと上向きになります。葉は丸みのあるのこぎり葉。花びらはハルジオンに比べると細くて本数が多く、ふさふさして見えます。
・ヒメジョオン:姫女苑(見ごろ:5月~10月)
開花前も開花後も上を向いていて、葉の根元は細く、葉はギザギザしています。花びらは細いのですが、ヒメジオンに比べると幅があり、重なりが少ないです。 -
まだある! 身近な春の花
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・チューリップ(見ごろ:3月~5月)
公園や学校などの花壇でよく見かけ、歌も有名で子どもにとって身近な花。開き切ったように見えても、また閉じて開くこともあります。
・タンポポ(見ごろ:3月~5月)
野原に群生しているのもきれいだし、道ばたでひっそり咲いているのを見つけるのもうれしい。1カ月程度で綿毛になったら、吹いて飛ばして。
・すみれ(見ごろ:3月~5月)
遊歩道や石垣などにも咲く、小さな紫の花。花壇などで見かける「パンジー」は、「西洋すみれ」ともいわれ、形は違いますが同じスミレ科です。
・菜の花:アブラナ(見ごろ:2月~5月)
背の高い茎の先に、小ぶりの花が丸く咲きます。黄色い4枚の花びらが十字状についています。高さは数十センチから1メートルを越えるものも。
近所で見つかる春の虫
春の虫や小さな生き物は、家で飼うのは難しいものが多いので、見つけたら眺めて楽しんでくださいね。
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公園で見つけてみよう!身近な春の虫
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・てんとうむし
よく見かけるのは黒い模様が7つあるナナホシテントウ。高い所に上っていき、上り切ると飛び立つという特徴があるので観察してみて。
・モンシロチョウ
白くて約2~3cmの小さなちょう。野原や畑など、いろいろな場所で見つけられます。さまざまな花の蜜を吸います。
・モンキチョウ
モンシロチョウとよく似た大きさで、色が黄色。原っぱや公園、河原のほか、花のあるところなら家の花壇などで見かけることもあります。
・アゲハチョウ
町中でも見かけるきれいな模様が特徴的なちょう。大きいと6cmくらいの立派なちょうも。やや黄色がかった「キアゲハチョウ」もいますよ。
・ハナアブ・シマハナアブ
黄色っぽい腹に縞模様があるので一見蜂のようにも見えるけれど、実はハエの仲間。花に集まってくる。
・クマバチ
全身は黒く、胸部分に黄色いモコモコとした毛が生えていて、丸く重そうな蜂。スズメバチの別名としての「クマンバチ」とは別の種類で、おとなしく、こちらから攻撃しなければ襲ってきません。
卒園·進級記念のイベント&グッズ
卒園の記念や、引っ越しなどで離れてしまうお友だちとの思い出を残すイベントやグッズのアイディアを紹介します。
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グッズで残そう
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お友だちと、ひとり1枚ずつ絵を描いて集め、縮小コピーなどでサイズを調整してグッズにプリント。マグカップやハンドタオル、Tシャツなど、何にするかを決めるのも楽しいですね。
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プリントして残そう
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園やサークルなど、人数が多めの場合は文集やアルバムを自主制作することも多いよう。写真にあだな、口ぐせや得意技など、いろいろな要素がじっくり残せます。
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イベントで残そう
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みんなでちょっと遠出したり、食事会をしたり、いつもとは少し違う雰囲気のイベントも思い出に。写真やビデオで様子を残して共有すると、記憶が鮮やかによみがえります。
失敗&後悔体験談
これから企画するおうちのかたへのアドバイスと心構えが詰まった、貴重な体験談です!
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みんな意外とテキトーね(まるままさん)
文集を作ることになり、ひとりずつのスペース(サイズ)だけ決めてあとは自由に書いてもらって回収。モノクロだって言ったのにカラー写真が貼ってあって試し刷りしたら真っ黒になっちゃったり、伝えたサイズと全然比率の違う子どもの絵が出てきたり、思ったほどこちらの説明って伝わってない! 注意点は特にしっかり、しつこく言っておけばよかった。
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えっ、半分お休み…!?(ねここさん)
卒園の食事会、数人で幹事会を組んでパンフレットを作ったり、寄せ書き用のシートを作ったりと頑張りました。会場もちょっといいところを押さえ、いざ当日。なんと今頃インフルエンザが~。ママが、子どもが、きょうだいが…で、けっきょく半分くらいお休みという事態に。流行り出した時点で早めに延期の決断をしておけばよかったのかなと今も少し後悔しています。
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ビデオのバッテリーが~!(ひでパパさん)
引っ越しで離れてしまう友だちがいるので、仲良し家族で大型公園に遊びにいきました。様子はバッチリ録画しDVDにするはずだったのに、なんと到着してすぐにビデオのバッテリー切れ。どうもビデオ自体が壊れていたようで、大切なときは2台以上用意するべきだったと、みんなで反省しました。でもリベンジですぐもう一回集まったので子どもは喜んでいましたが。