ハロウィンが終わると街は早くもクリスマスモード。
子育てインフォでも、ちょっと早めのクリスマス特集です。
「サンタさんってどこに住んでるの?」なんて
子どもの疑問にも答えられる豆知識から、
プレゼントにまつわるアイディアやクリスマスレシピまで
盛りだくさんです!
2012年11月1日更新
サンタクロースのなぞ
親子で話せばクリスマスがますます待ち遠しくなる、いろいろな情報を集めました!
夏も忙しい!「世界サンタクロース会議」
毎年夏になるとデンマークに世界各国からサンタクロースが集まり会議を行っています。議題はサンタの体重制限や煙突の国際基準についてなど。なぜ夏に集まるのか? それは、夏がサンタのオフシーズンだからだそうですよ。
サンタクロースはどうして煙突からやってくるの?
サンタクロースの由来は諸説ありますが、実在したカトリック教会の司教、聖(セント)ニコラウスがモデルだという説が一般的。聖ニコラウスが貧しい男とその娘のために煙突から金貨を投げ入れ、それが暖炉の横にかかっていた靴下に入ったというエピソードから、サンタクロースは煙突から来て靴下にプレゼントを入れるというお話になったとか。
サンタクロースの服はなぜ赤いの?
サンタクロースといえば、赤い服と白いひげが定番のイメージ。赤い服はカトリック教会の司教の服の色が赤かったためともいわれますが、世界にサンタクロースのイメージを定着させたのは1900年代はじめのコカ・コーラ社の広告といわれます。それまでのクリスマスカードには、青や紫のコートをまとったサンタクロースも描かれています。
サンタクロースはどこに住んでいるの?
永遠の命をもつ長老サンタクロースはグリーンランドに住んでいるそうです。そしてグリーンランドの国際サンタクロース協会が認定した公認サンタクロースは、長老サンタのお手伝いをするのが仕事。公認サンタは世界各国に百数十人、もちろん日本にもいるからクリスマスには会えるかも!
世界のクリスマス
世界の各地で行われるイベントや家庭でのお祝いスタイルなどをご紹介します。
サンタクロースがサーフィン!(オーストラリア)
オーストラリアなどの南半球では、クリスマスの12月は真夏。サンタクロースもサーフィンを楽しみ、水着姿での屋外パーティーも開催される一方で、冬仕様のサンタクロースも汗をかきながら街を歩いているのだとか。
日本のお正月のイメージ?(アメリカ)
アメリカでは、クリスマスは離れて暮らす家族も一同に集まり、あまり外出せずにゆっくり過ごす家庭が大半。友人、知人への挨拶のカードを送る習慣もあって、なんだか日本のお正月のようですね。他民族国家のため、近年では「メリークリスマス」の代わりに「ハッピーホリデー」という挨拶も一般的になっています。
年明けまで続くクリスマス(ヨーロッパ諸国)
イタリア、フランス、イギリスをはじめ、ヨーロッパの国の多くは、12月25日から1月6日の公現祭までがクリスマスのお祝い期間。地域によっては25日に贈り合ったプレゼントも、開けるのは1月6日なんだそうです。
サンタクロースの故郷では(北欧)
北欧のクリスマスは、日が短いこともあって夜のイルミネーションを楽しんで過ごすそう。また、北欧には長靴に帽子、ソリで子どもに贈り物を届ける妖精の言い伝えがあり、この妖精のイメージと聖ニコラウスのエピソードが混ざって現在のサンタクロースの姿になったとも言われています。そのため、サンタではなく妖精がプレゼントをくれることもあるのだとか。
聖ニコラウスの故郷では(オランダ)
サンタクロースのモデルとされる聖ニコラウスの故郷はオランダで、12月5日には聖ニコラウスの誕生日前夜祭が大々的に開催されます。プレゼント交換も、この日に行われ、25日のクリスマスまで長期間お祝いムードが続きます。
あげるもので困った!
クリスマスのプレゼント、子どもの喜ぶ顔が見たいけれど、ほしがる物とあげたい物が食い違うことも…。子育てファミリーの体験談にヒントがあるかも!
昨年4歳の息子が、年上のいとこの影響で携帯型のゲームをほしがって困りました。私はまだ早いと感じていたのでいろいろ考えて、思いついたのがパソコン型の電子玩具がついた幼児用教材。「(ほしがっている)ゲームはまだダメだよ」ということだけ伝えて何が届くかは当日のお楽しみにしていたので、あまり期待していなかったのか夢中で遊んで喜んでいました。
想像力を育ててほしくて、クリスマスプレゼントはブロックと決めていました。いろいろなおもちゃの載っているチラシなどは目につかないようにして、ブロックのサイトから見本画像をプリントして見せ、その写真(お城とか、恐竜とか)を使ってごっこ遊びをしていたら、ほしくてたまらなくなったみたいです。大成功!
わが家では11月末(ほしいものが売り切れる前に準備するため)にサンタさんから手紙が届きます。そこに、子どもがほしがりそうで親が買ってもいいと思うものを5つくらい書き出して、子どもに選ばせます。そして私が代筆して「サンタさん、いいこで まっています」と書き添えて手紙を返信(したことに)します。
基本的にクリスマスプレゼントはサンタさんが決めることにしています。ただ、4歳の今年はギリギリ大丈夫そうですが、来年あたり「お友だちは好きな物もらってる」と気づくかも…。そうしたら次の手を考えないと。(冬でもひまわり)
あげるのに困った!
プレゼントの準備は直前で慌てるのもイヤだけど、あまり早いと保管しておくのも大変。みんなのアイディアを聞きました。
売り切れ対策で早めに購入しますが隠しておくスペースがないので、いったんおばあちゃんの家に送り、25日の午前中に届くように送り返してもらいます。宛名ラベルが隠れるくらい大きな「サンタクロースより」というシールを作っておいて届いた荷物にペタッ。宅配便で届くことは、気にならないみたいです(笑)。
子どもの友だちで大きな家に住んでいる子がいるので、そのお宅に頼んで天井裏に置かせてもらいます。家も近いし、子どもがいる同士で話も早く、とてもたすかります。お礼はクリスマスのかわいいお菓子です。
子どもが開けられないケースというと、家にはもうスーツケースしかありません。大きなスーツケースはふだんほとんど使わないのですが、クリスマスのことを考えると捨てられません!
布団の間というのは意外と盲点。かなり大きなものでもバッチリ隠れるし、ふだんは使わないので子どもは気にもとめません。でも布団の重みを考えると、やわらかいものや壊れやすいものは、やめた方がいいかも。
隠すのはいいけれど、子どもを寝かしつけると私も一緒に寝てしまうため、万が一子どもが先に目を覚ましたら困るなあと考えて思いついた方法。「台所の下のとだなをさがそう」とプレゼントの隠し場所を書いた紙を布団の下に入れておき、朝「あ、手紙だ!」と子どもに読んであげて探させます。サンタさんのいたずら、ということにしています。
テーブルを料理で飾ろう!
家族で、お友だちと、クリスマスを盛り上げる、簡単で華やかなレシピをご紹介します。
離乳食アレンジも参考にしてください!(料理・写真:大畠香織)
※料理は離乳食初期から、デザートは離乳食後期のお子さま向けです。材料、分量、調理法などは、離乳食の進み具合や体質に応じてご家庭で調整して下さい。
ミートローフでクリスマスリース(離乳食:卵黄のポタージュ)
かわいいリース形ミートローフ。マッシュ部分に型抜き野菜等を飾りつけて!
◎材料
じゃがいも中3個
A[バター大さじ1 粉チーズ小さじ1 塩こしょう適宜]
合いびき肉200g 玉ねぎ1/2個
B[卵1個 パン粉1/2カップ 牛乳大さじ2 塩こしょう適宜]
飾り用:きゅうり20g ハム3枚 うずらの卵3個、ミニトマト1個などお好みで。
◎作り方
- 1. じゃがいもは、やわらかくなるまでレンジで加熱してマッシャーでつぶし、Aを混ぜる。
- 2. たまねぎはみじん切りにして、合いびき肉、Bとよく混ぜ合わせる。
- 3. 「2」を小さなドーナツ形にし、200度のオーブンで15分焼く。(フライパンで焼いてもOK。)
- 4. 焼き上がった「3」にじゃがいものマッシュをリング状にのせ、かたゆで卵やハムや型抜き野菜等でデコレーション。好みのソースやケチャップを添える。
粉ミルクとお湯を混ぜ、片栗粉を入れて溶きのばす。飾り用のかたゆで卵から、黄身を取り分け、すりつぶしてトッピングする。
※7ヵ月未満のお子さまは、黄身をじゃがいもに差し替えてください。(作り方「1」のじゃがいもから取り分ける。)
野菜のツリー(離乳食:かぼちゃとブロッコリーのおかゆ)
クリームチーズ入りのかぼちゃサラダで美味しいツリー。 苦手な野菜も飾りみたいで思わず食べてみたくなる!
◎材料
冷凍かぼちゃ300g ベーコン40g きゅうり1/2本 塩少々 クリームチーズ40g
A[マヨネーズ大5 塩こしょう]
◎作り方
- 1. かぼちゃは解凍して皮ごとざっとつぶす。ベーコンはレンジで加熱してカリカリにしておく。きゅうりは薄切りにして塩もみし、水分を絞る。クリームチーズは1センチ各に切る。
- 2. かぼちゃ、ベーコン、きゅうりとAを混ぜ、最後にクリームチーズをざっくりと混ぜる。※大人用なら、薄切りたまねぎの塩もみを加えるとおいしい!
- 3. サラダをツリーの形にして周囲を野菜やハムでツリーっぽくデコレーションする。
かぼちゃとブロッコリーをすりつぶし、10倍がゆに混ぜる。
ミルクゼリー苺ソース(離乳食:砂糖控えめミルクゼリー)
ふるふるとろとろのミルクゼリー。 イチゴのかわりに、フルーツの缶詰などを入れても美味しい!
◎材料
牛乳2カップ ゼラチン5g 砂糖20cc バニラエッセンス数滴 市販の苺ソース
◎作り方
- 1. 牛乳(2カップ)から大さじ3の牛乳を別容器に入れてゼラチン5gをふやかす。
- 2. 残りの牛乳を温め、砂糖とゼラチンを混ぜ溶かす。※煮立たせないように注意。
- 3. 火を止めてバニラエッセンス数滴を混ぜて器に移し、冷蔵庫で数時間冷やし固める。
- 4. 固まったら、苺ソースをかける。
大人用を取り分け、フルーツを飾る。