2016/08/18

専門学校での学びと社会への移行に関するふりかえり調査

調査の目的

 高校卒業後、専門学校に進学した学生はどのような学びを経験し、社会へと移行しているのでしょうか。
「日本型雇用システム」の綻びの拡大が指摘される中、大学進学は、卒業後の雇用やその先の安定した人生を保証するものではなくなってきています。しかしながら、高校生にとって、大学以外の進路を選択した場合、その先にどのような学びや成長、職業や社会生活が存在しているのか、基本的な情報が少なく、多様な進路を検討しずらい状況にあります。

 とりわけ高校卒業者の2割が進学している専門学校(専修学校専門課程)において、専門学校生がどのように学び、成長し、社会に移行しているのか、その実態は十分に明らかにされていません。そこで専門学校の卒業生を対象に、専門学校における学びと成長、さらには卒業後の職業生活の状況を明らかにすることを目的とした調査を実施しました。

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資料編

調査概要

調査テーマ

専門学校での学びと成長に関する意識と、卒業後の社会への移行のあり方の把握

調査方法

インターネット調査

調査対象

20~49歳の日本の専門学校(専修学校専門課程)を卒業した者

サンプルサイズ

3,771名(20~29歳1,237名 、30~39歳1,269名、40~49歳1,265名)

調査時期

2016年3月

調査項目

<専門学校生時代のふりかえり>
専門領域(8分野)/高校での学習状況/進路選択の際に重視した点(入学理由)/入試方法/志望度/行動主体性/教職員とのつながり/専門学校での学習状況/設備、制度の利用状況/学生生活で力を入れたこと/教育に対する印象/教育の経験頻度/学修成果/学びの充実度/成長実感 など

<現在の職業生活の状況や仕事に対する意識>
現在の職業/雇用状況/キャリア観/専門学校教育の役立ち度/卒業校への思い/現在の自信/満足度 など