2015/09/09

大学での学びと成長に関するふりかえり調査

調査の目的

1990年代以降、大学ではさまざまな制度・組織の改革が行われました。これらの改革によって、大学教育はどのように変化を遂げたのでしょうか。大学教育は、学生に学習成果をもたらし、卒業後の人生に貢献できているのでしょうか。これらの点を明らかにし、これまでの大学教育改革をふりかえるとともに、今後の大学教育の在り方を検討することを目的に調査を実施しました。
なお、調査では「大学教育」が、大学時代の「学びの充実」や「成長実感」、さらには卒業後の「自己効力感」にどう関連するかを確認しました。また、調査対象を、大学教育を受けた時期が、改革が本格化する前の層(40~55歳)と後の層(23~34歳)に分け、2つの世代間で比較することで、改革による変化を明らかにしました。

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報告書の概要

調査テーマ

大学での学びと成長についての意識や実態

調査方法

インターネット調査

調査時期

① 2015年3月12日~13日
② 2015年5月1日~8日

調査対象

23~34歳、40~55歳の日本の短期大学、4年制大学、6年制大学を卒業した者
19,833名(23~34歳11,613名、40~55歳8,220名)
※23~34歳、40~55歳という年齢設定は、改革が本格化する前と後の大学教育を経験した層で比較可能にするための区分である。

調査項目

<学生時代のふりかえり>
学部系統/高校での学習/大学入学理由/進学した大学の入試方式/大学の志望度/大学入学時の行動タイプ/大学入学時の状況/教職員とのつながり/大学での学習/大学の設備、制度の利用/大学生活で力を入れたこと/大学教育に対する印象/大学教育を通した学びの機会/大学での学習成果/学びの充実度/成長実感 など

<現在の考えや状況>
職業/就労経験/キャリア観/大学教育に対する考え/卒業大学への思い/キャリアの成熟度/現在の自己効力感 など

目次

  • 第Ⅰ部大学教育改革の効果は?
    調査結果より明らかになったこと
    1.大学入学前の学習
    2.大学選択
    3.大学入学直後
    4.大学での学習
    5.大学での学びの環境
    6.大学教育の印象
    7.大学教育を通した学びの機会
    8.大学での学習成果
    9.大学での学びの充実と成長実感
    10.大学教育観
    11.卒業大学への思い・現在の自己効力感
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  • 第Ⅱ部大学教育と学習成果、さらに卒業後の自己効力感への関連
    ① どのような学びの機会が能力の獲得につながっているか?
    ② 大学教育は現在の自己効力感につながっているか?
    ③ 大学教育の機会を豊かにする学び手の要件とはなにか?
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  • 調査企画・分析メンバー
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資料編

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