水族館を親子で
100%楽しむヒント!

五感を使って楽しもう!

おすすめの楽しみ方をいくつかご紹介させていただきます。

(1)ショーでは動物たちのスケールを体感!

ショーではシロイルカのこんな姿も見られます

海の生きもののショーを観察すると、彼らの身体能力の高さに驚かされるでしょう。また、ショーではイルカなどと飼育員が一緒に泳いだりするので、保護者のかたから「飼育員さんより体が大きいね」などと声掛けしていただけると、海の生きものがどのぐらいの大きさなのかお子さまにも理解しやすいと思います。 ショーでは、飼育員と生きものがどのようにコミュニケーションをとっているかという点にも注目してほしいと思います。

エサも生きものによって違うので、ぜひ前列に座ってじっくりと飼育員さんの動きやエサも観察してくださいね。

(2)生きものたちに実際に触れてみる!

水族館では海の生きものにふれあえるイベントを開催しているところもあります。「イルカのおでこは柔らかい」「セイウチの肌は温かい」といった発見もできるはずです。実際にふれあうことで、その生きもののファンになるお子さまも多いんですよ。お気に入りの子に出会えるとより水族館が楽しくなるはずですし、環境への興味も深まると思います。
海の生きものたちとふれあいたいなら、朝一番の時間帯がおすすめです。朝は生きものたちの集中力が高く、人間たちに興味津々だからです。たとえば、横浜・八景島シーパラダイスにいるゴビレゴンドウのシズカちゃんは、「お腹をなでてー」と人間に寄って来てくれます。小さなお子さまの場合は、大きな生きものを前にするとびっくりしてしまう場合があるので、保護者のかたがまずふれあったあと、お子さまも一緒に……というのが良いですね。

(3)バックヤードツアーに参加して水族館の裏側を見学!

飼育員のエサやりの様子なども見られます

普段は見ることのできない水族館の裏側を飼育員と一緒に見てまわるツアーもおすすめです。水族館の裏側では、飼育員たちがどのようにエサをあげているか見学できたり、展示されていない魚たちを見たりすることもできます。また、エサを作っている調餌場や、巨大な水槽の濾過(ろか)装置なども見ることができます。水族館を見学したあとにツアーに参加すれば、お子さまが見学時に感じた疑問などを飼育員に質問できますよ。

水族館に泊まれるイベントも!

水族館に宿泊できる「お泊り親子学級」

上記以外にも、水族館に泊まるというイベントを開催している施設もあるんです。閉館後の誰もいない水族館を飼育員の解説を聞きながら一緒に見学をし、海の生きものたちの昼と夜の様子の違いを観察することができます。横浜・八景島シーパラダイスでも、小学生とその保護者を対象とした「水族館お泊り親子学級」を春休みと夏休みに開催しています。

夜の水族館を見学したあとには、アクアミュージアム1階の水槽付近で海の動物たちと一緒に海底にいるような気分で眠ることができます。興味のあるかたはぜひ、各水族館のホームページでイベント情報をチェックしてみてください。また、各イベントには必ず飼育員がいるはずです。何か疑問に思ったことはぜひ質問してみてください。水族館の飼育員は、海の生きものの研究をしていた人が多いので、きっと疑問に答えてくれるはずですよ。横浜・八景島シーパラダイスでは、イベントだけでなく館内を歩いている飼育員に声をかけていただくのも大歓迎です! 毎日動物と接している飼育員ならではのエピソードを話してくれるかもしれません。ぜひ、水族館で得た知識を、家庭に持ち帰ってさらに調べてみるなどして、海の生きものや自然環境への興味を深めていってほしいですね。

【取材協力・写真提供】  横浜・八景島シーパラダイス

【お詫びと訂正】「海のいきもの クイズBOOK」の掲載内容につきまして。