動物園で子どもが喜ぶ動物ランキングとは?おすすめ動物園も紹介!
「よし、来週は動物園に行こう!」そんな風にお出かけを決めているご家庭も多いはず。でも、せっかく行っても「ペンギンやゾウが見たかった~!」などと、子どもが見たい動物がいなかったら残念ですよね。そこで今回は、アンケート調査で見えてきた、「子どもが喜ぶ動物ランキング」をもとに、会いたい動物がいるおすすめ動物園をご紹介します。迫力満点なライオンへの餌やり体験、長いゾウの鼻にだっこしてもらえるリフト体験など、各動物園ならではの特色やまなびポイントもチェックして、お出かけ選びの参考にしてみてください。
公開日:2021年3月31日
発表! 動物園で子どもが喜ぶ動物ランキング
アンケートの結果によると、子どもが動物園に行って喜ぶ動物1位はパンダ、2位はペンギン、3位はライオン、4位がゾウ、5位がレッサーパンダという結果に。実際に動物園に行く前に絵本や図鑑、HPで動物への興味関心を促してから本物を見ると、より心に残る体験になるはずです。
調査地域
全国
調査対象
小学生・中学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
調査期間
2021年2月5日~2021年2月8日
調査手法
WEBアンケートによるベネッセ調べ
有効回答数
208名
見たい動物に会える、おすすめ動物園はこちら!
パンダ「アドベンチャーワールド」
和歌山県・白浜にあるアドベンチャーワールドは、陸・海・空の140種、1,400頭の動物が暮らすテーマパーク。なんといっても人気はこれまで17頭の繁殖実績を誇るジャイアントパンダ。間近な距離で竹を食べたり、息遣いが聞こえる距離で会えるのはここならではです。パンダの他にも、キリンやシマウマなどが自由に暮らす「サファリ」、イルカやクジラの大迫力ライブの「マリン」エリアなどもあります。営業時間や最新情報はHP(https://www.aws-s.com)でご確認ください。
まなびポイント
パンダをはじめとする希少動物の繁殖や育成を目的とする「PANDA LOVE」。2020年11/22に誕生したパンダの赤ちゃん親子も暮らしており、3/12より、親子パンダの公開がスタート。公式YouTubeチャンネル「アドベンチャーワールド公式」では赤ちゃんの成長過程も見ることができます。
ペンギン「サンシャイン水族館」
東京都・池袋にあるサンシャイン水族館では、“飛べない鳥”として知られるペンギンが大空を羽ばたくかのように見える水槽「天空のペンギン」や、ふるさと南アフリカでの生態をイメージしたケープペンギンの草原で暮らす姿が見られる「草原のペンギン」(鳥インフルエンザ予防のため現在は休止中)など、他にはないペンギンの展示も。また、サンシャイン水族館では、5/30まで『ざんねんないきもの展2』が開催中。公式Twitter(@SunshineAquasp1)でも一部紹介されています。営業時間や展示に関する最新情報は、サンシャイン水族館のHP(https://sunshinecity.jp/aquarium/)でご確認ください。
まなびポイント
現在、コロナ禍のサンシャイン水族館では、多くのパフォーマンスを休止中。その代わり、新たな取り組みとして「いきものディスカバリー」を実施中。アシカのトレーニング風景や、ペンギンの餌やりや体重測定といった生き物と飼育スタッフの自然な姿が見られます。いつどこで何が起こるかワクワクしながら、より身近に生き物たちのまなびや気づきを発見できるはずです。
ライオン「群馬サファリパーク」
写真:群馬サファリパーク
群馬県富岡にある野生の王国、群馬サファリパークは、約100種類の世界中の動物たちが野生に近い状態で飼育されています。人気のフルコースバス(平日)、飼育体験バス(土・日・祝)はアメリカバイソンやライオンに大接近する特別ルートを走行。ウォーキングサファリではライオンやホワイトタイガー、草食動物にもエサやり体験ができ、さらに休日は獣舎内でのエサやりもできます。また、日本で唯一飼育展示しているスマトラゾウや国内で最大級の飼育頭数を誇るホワイトタイガーなど見どころいっぱい。サファリゾーンの他にもウサギなどのふれあいコーナーやポニーの乗馬体験などもできます。最新情報はHP(https://www.safari.co.jp)でご確認を。
まなびポイント
バスの窓ガラス越しにライオンたちを間近で観察できる迫力はサファリパークならでは。公式YouTubeチャンネル「ようこそ!群馬サファリパークへ」では、ライオンの日常や飼育員のお仕事風景も見られます。
ぞう「ANIMAL WONDER REZOURT」
千葉県・市原にある国内最多のぞうが群れで暮らす「市原ぞうの国」と姉妹園のサユリワールドが3/23より、驚きや好奇心にあふれ夢を叶える動物リゾート「ANIMAL WONDER REZOURT」としてリニューアルオープン。クラウドファウンディングによって整備された水遊び場「エレファントスプラッシュ」ではぞうが水遊びする様子が間近で見られる他、ぞうの知られざる能力が見られる「ぞうさんのパフォーマンスタイム」も必見です。
他にも、ぞうやぞう使いなどタイとの関わりが深い園とあって、タイ政府観光庁協力のもと、タイの食文化や魅力も体験できます。最新情報はHP(https://zounokuni.com/)を!
まなびポイント
9/30までの期間、入園料の一部をぞう専門医療施設とぞうの環境整備に寄付するという試みも。また、荒川河川敷で保護されて引き取った野生の鹿ケープが安心して暮らせる施設をクラウドファウンディングで作るなど、動物たちを守るさまざまな取り組みを知り、肌で感じることができます。
レッサーパンダ「伊豆シャボテン動物公園」
静岡県・伊東にある伊豆シャボテン動物公園は、約1,500種類のサボテンや多肉植物、約140種類の動物たちと出会うことができます。さまざまな動物たちとの距離感が近いのがこの園の最大の特徴で、現在4頭のレッサーパンダがいる「レッサーパンダ館」では、大好物のリンゴをあげる餌やり体験も。また、現在ベビーラッシュにつき、ワオキツネザル、カピバラ、ミミナガヤギ、エミューの赤ちゃんを間近で見ることもできます。園内のレストランでは、可愛いぬいぐるみと相席するソーシャルディスタンス対策もバッチリ。施設の最新情報はHP(https://izushaboten.com)でご確認ください。
まなびポイント
ボートでガイドと巡る「アニマルボートツアーズ」では、実際にリスザルやワオキツネザルが棲む島に上陸して、ふれあい体験をすることができます。他にも、YouTubeチャンネル「izu shaboten zoo group」では、レッサーパンダや可愛い動物たちの癒し動画も必見です。
まとめ
コロナ禍の今は、以前のように動物と触れ合うのが難しい動物園もありますが、一方で動物の日常の様子や園の裏側を知ることができる動物園の公式YouTubeチャンネルを併用して見ることで、動物に関する知識をより深めることもできます。また、動物園を支えるクラウドファウンディング活動や野生動物を守る活動についても親子で話しあってみると、さらにまなびを広げるいい機会になるかもしれませんね。
〇取材・文 加藤朋美