コロナ禍で子どもと過ごす時間やお出かけ頻度はどう変わった?旅行に工場見学に博物館まで。バーチャル体験でお出かけ気分を味わおう!|リアルアンケート|まなびの手帳

コロナ禍で子どもと過ごす時間やお出かけ頻度はどう変わった?
旅行に工場見学に博物館まで。バーチャル体験でお出かけ気分を味わおう!

「コロナ禍で子どもと過ごす時間は増えたけれど、遠くに出かける機会は減り、日々の遊び方や休日の過ごし方もちょっとマンネリしてきた……」そんなお悩みはありませんか?
コロナ禍だって子どものまなびは止めたくないし、できればいろんな体験をさせてあげたいですよね。そこで今回は、海外旅行から工場見学、博物館など、今話題のオンラインで出来るバーチャル体験をご紹介します。
家にいながら子どもを刺激して学びを促す体験を親子で試してみませんか?

公開日:2021年3月31日

コロナ禍で子どもとお出かけする頻度はどう変わった?

    • ■増えた:3.8%
    • ■減った:69.7%
    • ■変わらない:26.5%
    • ■増えた:4.2%
    • ■減った:79.2%
    • ■変わらない:16.6%

    小学1年生

    • ■増えた:0.0%
    • ■減った:87.5%
    • ■変わらない:12.5%

    小学2年生

    • ■増えた:5.0%
    • ■減った:90.0%
    • ■変わらない:5.0%

    小学3年生

    • ■増えた:12.5%
    • ■減った:56.3%
    • ■変わらない:31.2%

    小学4年生

    • ■増えた:0.0%
    • ■減った:87.5%
    • ■変わらない:12.5%

    小学5年生

    • ■増えた:0.0%
    • ■減った:66.7%
    • ■変わらない:33.3%

    小学6年生

    • ■増えた:5.9%
    • ■減った:58.8%
    • ■変わらない:35.3%

    中学1年生

    • ■増えた:5.6%
    • ■減った:55.6%
    • ■変わらない:38.8%

    中学2年生

    • ■増えた:0.0%
    • ■減った:67.6%
    • ■変わらない:32.4%

    中学3年生

    • ■増えた:4.5%
    • ■減った:72.7%
    • ■変わらない:22.8%

    北海道

    • ■増えた:14.3%
    • ■減った:71.4%
    • ■変わらない:14.3%

    東北地方

    • ■増えた:4.7%
    • ■減った:68.8%
    • ■変わらない:26.5%

    関東地方

    • ■増えた:4.9%
    • ■減った:68.3%
    • ■変わらない:26.8%

    中部地方

    • ■増えた:0.0%
    • ■減った:76.3%
    • ■変わらない:23.7%

    近畿地方

    • ■増えた:0.0%
    • ■減った:73.7%
    • ■変わらない:26.3%

    中国地方

    • ■増えた:5.9%
    • ■減った:52.9%
    • ■変わらない:41.2%

    九州地方

アンケート調査によると、まず「コロナ禍で子どもと過ごす時間が増えた」と回答した人は57%でした。一方で上のグラフのように、「お出かけする機会は減った」と答えた人は69.7%という結果に。忙しいママはいつも子どもと一緒に遊んであげるわけにもいかず、お家で過ごす時間が増えると、どうしてもゲームやTVをだらだらと見る機会が増えてしまいがち。また、家の中のおもちゃや近所の公園にも飽きてしまい、休みの日の過ごし方がマンネリ化してきた……なんていう親御さんも多いのではないでしょうか。

調査地域

全国

調査対象

小学生・中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた

調査期間

2021年2月5日~2021年2月8日

調査手法

WEBアンケートによるベネッセ調べ

有効回答数

208名

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コロナ禍でもまなびを止めない!お家で楽しめるバーチャル体験

そんな親子にぜひご紹介したいのが、コロナ禍で加速したバーチャル体験。オンラインでも海外旅行に行った気分が味わえたり、人気の工場見学や博物館もじっくり見られてしまうんです。リアル体験と比べてぐんと予算は抑えられるし、人混みや移動で疲れないし、何より大人も楽しめる! 使わない手はないのではと思ってしまいます。

【バーチャル旅行】

HIS「世界5都市同時中継!世界一周ライブツアー」

HIS「世界5都市同時中継!世界一周ライブツアー」
HIS「世界5都市同時中継!世界一周ライブツアー」

お家にいながらハワイ・ケニア・インド・トルコ・ラスベガスといった世界5都市と同時中継が楽しめるバーチャル世界一周ライブツアー(他の都市コースもあり)。時差のある世界を逆手に、各国の一番綺麗な時間帯で繋ぐ旅行はまさにオンラインならでは!
所用時間は1時間30分で1端末につき3,000円~。おすすめ:小学校低~高学年、中学生
https://www.his-j.com/oe/detail/T12/?area=O9&country=JPN&city=53N&product=53N0135

まなびポイント

アフリカやインドなど子連れ旅行では中々行けない場所での日常を見たり異なる文化に触れることができ、世界の時差をリアルに体験することができます。

HIS「親子でまなぶ 国会議事堂社会科見学ツアーONLINE」

HIS「世界5都市同時中継!世界一周ライブツアー」

政治に興味を持つ一歩として、国会議事堂のオンラインツアーも。コロナ禍で見学が中止になってしまったお子さんにもいい機会となりそう。リアルの国会議事堂見学では見られない場所も案内してもらえるとのこと! 所用時間は1時間45分で1端末につき1,500円。次回は3/21(日)10:00、3/27(土)10:00~、4/3(土)16:00~。おすすめ:小学校中~高学年
https://www.his-j.com/oe/detail/T11/?area=O9&country=JPN&city=TYO&product=TYO4009

まなびポイント

政治に興味を持つきっかけになります。ツアーでは二院制(衆議院と参議院)の説明や国会と内閣の役割などがまなべ、ツアー中はチャットで質問をすることもできます。

JTB【親子で楽しむオンラインツアー】

わくわくニュージーランド
~ニュージーランドの動物、不思議、 文化を楽しく学ぼう!~

わくわくニュージーランド ~ニュージーランドの動物、不思議、 文化を楽しく学ぼう!~
わくわくニュージーランド ~ニュージーランドの動物、不思議、 文化を楽しく学ぼう!~

「ニュージーランドってどんな国?」 をテーマに、ニュージーランドの動物や不思議、文化を学べるオンラインツアー! 南半球でしか見られない「青く光る土ボタル」(ワイトモ洞窟)、羊やアルパカなどの動物と触れ合えるファーム体験、「ハカ」で有名な先住民マオリ族の文化の紹介ともりだくさんな内容になっています。所用時間は約1時間で1端末につき2,199円。4/29、5/1~4開催。対象年齢は3歳以上。
https://www.jtb.co.jp/kaigai_opt/srh/prddetail/p200010861/

まなびポイント

北半球(日本)と南半球(ニュージーランド)の違いを知り、ニュージーランドの先住民のマオリ族について学ぶことで、世界の歴史や異文化に触れるきっかけになります。

JTB【親子で楽しむオンラインツアー】

ボルネオ里親プログラムとディスカバリーセンター散策

ボルネオ里親プログラムとディスカバリーセンター散策

今では1500頭しかいないと言われる絶滅危惧種、ボルネオ象たちを保護し飼育して自然に返すという活動に参加できるプログラム。ディスカバリーセンターの役目を担うロッカウィワイルドライフパークの園内を散策し、サバ州野生生物局のレンジャーとの質問タイムもあります。参加費の一部は保護活動支援に寄付され、ツアー終了後には、お子様のお名前入りの里親プログラム証明書が発行されます。珍しいオランウータンやテングザルにも会えるかも!? 所要時間は60分で1端末につき3,168円。4月・5月の毎週日曜日、11:00時開催。対象年齢は小学生以上。
https://www.jtb.co.jp/kaigai_opt/srh/prddetail/p200010859

まなびポイント

プランテーションの開発により、住んでいる森を追われ、群れをはぐれてしまった象たちが人間の居住区に出てきてしまうこともあるという現実を知り、環境保護や動物保護についてもまなびを深めることができます。

他にもさまざまなオンラインツアーがあるのでJTBのサイトをチェックしてみて!
https://www.jtb.co.jp/kaigai_opt/srh/searchlist?keyWord=%25E3%2582%25AA%25E3%2583%25B3%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2584%25E3%2582%25A2%25E3%2583%25BC

【バーチャル工場見学】

JALリモート工場見学

JALリモート工場見学

リアルでは数ヵ月先まで予約が取れないほど大人気なJALの工場見学が、現在コロナ禍で休止のため、オンラインで体験できるのは嬉しい限り。内容は、空のお仕事を学ぶ航空教室、JALの歴史に触れる展示エリアの紹介、格納庫案内というプログラム。11:00コースと15:00コースで所用時間は45分。無料。定員は200名となっているので、事前に予約が必要。おすすめ:小学校低~中学年
https://www.jal.co.jp/kengaku/remote/

まなびポイント

飛行機の大きさや飛ぶ原理、仕組みなどを動画やスライドを見ながら知ることができます。まなびを深めるクイズやチャットの質問コーナーもあります。

SUBARUオンラインミュージアム

SUBARUオンラインミュージアム
SUBARUオンラインミュージアム

自動車メーカーSUBARUの車が作られる工場の様子を見て、歴史に触れ、作って遊べるオンラインミュージアム。たくさんの部品や機械、人を使って自動車が生産される仕組みをまなべます。スバル車の塗り絵やペーパークラフト、すごろくなど遊びのコンテンツも充実。おすすめ:小学校低~中学年
https://www.subaru.jp/onlinemuseum/

まなびポイント

HPにある見学ノートをダウンロードすると、見学しながら考えや答えを書きこめます。「プレス工場ではどんな作業がされていた?」「はたらくロボットの数は?」など、わかない部分やもう一度知りたい場所は何度でも動画で確認して理解を深めることができます。

キリン リモート社会科見学

キリン リモート社会科見学
キリン リモート社会科見学

キリンビバレッジでは、湘南工場から生中継したリモート社会科見学の動画を公開中。キリン午後の紅茶ができるまでの様子や工場の設備を、臨場感のある製造ラインの映像と従業員の解説で体験することができる。視聴時間は約45分。無料。おすすめ:小学校低~高学年
https://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/event/200611_01.html

まなびポイント

ペットボトルを作る工程や工場の設備の様子を知ることで、普段何気なく飲んでいるペットボトル飲料に対して意識が変わるはず。また、HPにある「見学ノート」を印刷して、穴埋めに書き込みながら参加すると、より理解が深まります。

【バーチャル動物園&水族館】

バーチャル動物園「いきもの目線」

JALリモート工場見学
JALリモート工場見学

朝日新聞社が運営する「すき!がみつかる 放課後たのしーと」(https://houkago.asahi.com/?iref=benesseHP)では、子羊、コアラ、アカウミガメ、チンアナゴなど、動物園や水族館の生き物たちを飼育ケージの中から撮影したパノラマ動画のバーチャル動物園「いきもの目線」を配信中。飼育員が解説する映像もあり、生き物観察にはぴったり。さらに、スマホにVR専用ゴーグルを着けて視聴すれば、動物たちが目の前にいるかのような臨場感が味わえる。おすすめ:小学校低~中学年
https://houkago.asahi.com/news/series.html?id=2020083100003&iref=benesseHP

まなびポイント

動画ごとに生き物の特長やクイズなどが書かれた「いきものかんさつしーと」があるので、出力すれば、動画の観察記録として活用できます。

【バーチャル博物館】

おうちで体験!かはくVR

3DビューとVR映像(専用ゴーグルが必要)で、まるで国立科学博物館にいるかのような高画質の映像で展示をオンラインで鑑賞することができる(https://www.kahaku.go.jp/VR/ )。HPにある館内ガイドMAPをダウンロードして鑑賞するのがおすすめ。
また現在、国立科学博物館では6/13まで特別展「大地のハンター」展を開催中。実際に足を運べる方はそちらも必見。来館には事前予約が必要です。http://daichi.exhn.jp/。おすすめ:小学校中~高学年

JALリモート工場見学

©VR革新機構 提供:国立科学博物館

JALリモート工場見学

©VR革新機構 提供:国立科学博物館

まなびポイント

親子で一緒にオンラインコンテンツを見ながら、驚きや発見を共有し、実際に博物館に行けるようになったらどの展示が見たいかの予習や行った後の復習として活用することもできる。

まとめ

自宅にいながらオンラインで工場見学や動物園、博物館に海外旅行まで出来てしまうのは、コロナ禍の今ならではかもしれません。今日は動物園、明日は世界一周旅行と工場見学、なんていう贅沢な体験も夢ではありません。どれも手軽にできるので、この機会にさまざまなバーチャル体験でお子さんと一緒に興味関心の幅を広げていきたいですね。

〇取材・文 加藤朋美