「叱る」と「怒る」はこんなにも違う?! 子どもの上手な叱り方

「怒るのではなく叱りましょう」というのは、よく言われていることですよね。でも、具体的にどうしたら「叱る」になるのか、よくわからないというかたもいるでしょう。そもそも、怒ると叱るの違いとは何なのでしょうか? そんな疑問を解決して、上手な叱り方を身につけましょう。

この記事のポイント

「怒る」は自分の感情をぶつけるもの「叱る」は相手へのアドバイス

「怒る」と「叱る」は、このような違いがあります。

怒るは、感情的に自分のイライラや怒りをぶつけるもの。
叱るは、相手のためを思いアドバイスをしたり注意をしたりするもの。

つまり、怒るは自分のために、叱るは相手のためにするものとも考えられます。でもこれは、相手の受け取り方によっても違うでしょう。いくら相手のためを思って「叱った」つもりでも、相手にとっては「怒られた」と受け取られる可能性もあります。

もちろん子どもの場合は、その違いが明確にわかっているわけではないでしょう。でも、大人の伝えたいことを正確に子どもに伝えるためには、「伝え方」も大切。それでは、どのようにすれば上手に叱ることができるのでしょうか。

その場で短く目を見て……叱る時のポイント

「怒る」ではなく「叱る」にするには、以下の点に気をつけてみましょう。

・その場ですぐに

叱りたいことがあった時は、すぐに伝えましょう。時間がたってしまうと、子どもは覚えていないことがあります。これでは意味がありませんよね。いけないことを理解してもらうために、記憶に残っている「その時」に伝えるようにしましょう。

・短くシンプルに

指示やアドバイスは、短くシンプルなほうがわかりやすいです。「道は危ないから飛び出しません」「今はイスに座る時です」というように、要点だけをわかりやすく伝えるようにしましょう。それ以上のことは必要ありません。理由をわかってもらおうと長々説明してしまいがちですが、ぐっと我慢して「一番伝えたいこと」だけに絞りましょう。

・目を見て低い声で

叱る時は、子どもの目線に立ち、きちんと目を見て話しましょう。「あなたに伝えています」とわかるようにすることが大切です。また、声は低く落ち着いたトーンにすると◎。大声で怒鳴るのは、いくら相手のためを思っていても「怒る」と同じになってしまいます。お子さまのプライドを傷つけないために、周りに聞こえないようにすることも忘れずに。

・余計なことを持ち出さない

ご飯のことで叱っていたのに、いつの間にか忘れ物の話になっていたということはありませんか? 「昨日もそうだったでしょ」と、前日のことを持ち出してしまうこともあるでしょう。これはNG。言われることが増えれば増えるほど、何のことで叱られていたのかわからなくなってしまいます。過去のこと、他のことは持ち出さず、今目の前のことだけを伝えるようにしましょう。

・人格は否定しない

叱る時は、子どもの「行動」を叱るようにし、子ども自身を叱らないようにしましょう。「それはやったらダメです」はOKですが、「そんなことやって〇〇ちゃんはダメだね」はNGです。「自分はダメな子なんだ」と自信を失ってしまうかもしれないので、注意してください。

感情的に怒ってしまった時は素直に謝ろう

大人とはいえ人間ですから、感情的になることもあるでしょう。イライラしたり悲しかったりすれば、自分の感情をぶつけたくなるものです。誰もがきっとあることですから、あまり落ち込まなくても大丈夫。

大切なのは、その後です。「言い過ぎたな」と思ったら、きちんと謝りましょう。その場ですぐに冷静になれない時は、ちょっと離れて時間を空けてからでもOKです。大人がきちんと謝ることができれば、子どももそれをお手本にすることができるでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

叱っているうちに、ついエスカレートしてしまうこともあるでしょう。もし、「言い過ぎているかも」と感じたら、ちょっと離れてみるのも一つの方法です。また、怒ってしまいそうになったら一呼吸おいてみるのもよいでしょう。危険がある時は別ですが、そうでなければ必要ない一言の場合もあります。

もしうまくいかなかった時は、反省して謝れば大丈夫。感情的になってしまっても、あまり自分を責め過ぎないでください。叱ったり怒ったりするということは、それだけお子さまを大事に思っている証拠でもあるはずですから。


出典:ベネッセ教育情報サイト「怒るデメリット&きちんと「叱る」にはどうすれば? 守りたい5つの原則」
https://benesse.jp/kosodate/201602/20160214-1.html

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