小学校入学までにできるようになっておきたいことは?入学準備度をチェック!
- 教育
小学校での生活は園とは違うことも多いもの。変化に戸惑うことなくスムーズに小学校生活が始められるよう、できるだけ余裕をもって準備をしておきましょう。生活や学習の面から入学前にできるようにしておきたいことをリストにしました。お子さまがどれくらい「入学準備」ができているか、チェックしてみませんか?
今から見直しておきたい生活習慣の準備
□ 一人で着替えられる
□ 脱いだ服を自分でたためる
□ 持ち物を自分で用意できる
保育園や幼稚園と小学校とのいちばん大きな違いは、身のまわりのことを自分一人でしなければいけなくなることです。
体育の授業の際は自分で体操服に着替えなければいけません。一人で着替えるのはもちろん、服をたたむ練習も積極的にしましょう。さらに学校で必要な持ち物の用意も自分でできるのが理想です。まずは登園の持ち物の準備から「自分でやってみよう」と声をかけて練習してみてください。
□ 早寝・早起き(毎日、自分で決めた時間に寝て起きられる)
□ 決めた時間内に食事を終わらせる
小学校の登校時間は園の登園時間より早いことが多く、人によっては1時間半も早くなることがあります。今から小学校の登校時間に合わせて早く起きる習慣をつけましょう。早起きのためには早く寝る習慣も大切。朝起きる時間、夜寝る時間を決めて規則正しい生活を心がけましょう。
また給食の時間は意外と短いものです。給食の時間内に食べ終えることができないと、食べ終えるまで一人で教室に残ることになったり、お昼休みに友達と遊ぶ時間が少なくなったり、学校の生活に不安が残ります。例えば20分以内などと決めて、決めた時間内に食事を終わらせる練習をしておくと安心ですね。
学習面でできるようになっておきたいことのポイント
□ アナログ時計が読める
□ 1日1回は机に向かう習慣をつける
小学校では時間割どおりに分単位で時計を見て自分で行動することが求められます。アナログ時計を読む練習をしながら、ふだんの生活でも「何時何分までに○○しよう」と時計を見るクセをつけ、時間に合わせて行動することに慣れておきましょう。
小学校の授業は1コマ45分ほどです。机に向かうことに慣れていないと、授業を集中して受けられないことも。学校の学習にスムーズに入れるよう、入学前に家庭でも毎日机に向かう習慣をつけましょう。まずは1日10分ほどからでかまいません。市販のドリルや通信教育の教材を活用して勉強の時間をつくってみてください。
□ 自分の名前が書ける
□ ひらがな全46文字が書ける
□ 10までの数字の感覚を身につける
次の日の予定や持ち物を連絡帳に書くなど、入学後すぐにひらがなの読み書きを使う場面は意外と多いものです。また、自分の持ち物に名前を書いたり、プリントに書き込んだり、ひらがなの読み書きは国語だけでなく他の教科でも必要になります。「ひらがなは学校で習うから」と後回しにするのはよくありません。最低でも自分の名前が書けること、さらにひらがなをなるべく正しい書き順や字形で書けるように準備しておくと安心です。
算数の学習にスムーズに入るためには、10までの数字の感覚も身につけておきたいところです。お風呂で一緒に数を数えたり、おはじきを並べて数えたりと遊び感覚で数字に触れ合ってみてください。1~10まで数えられるのはもちろん、10個のおはじきから2個取ったら8個残るというように遊びながら数えることで、たし算やひき算の基礎を養うこともできるでしょう。
お子さまの「できる」は、いくつありましたか?
お子さまができることはいくつあったでしょうか?
できることが少なくても大丈夫!一つひとつできることが増えていくことは、お子さまの自信につながります。「できる!」が増えるにつれて、お子さまの入学への意欲もみるみる上がるでしょう。
生活習慣を見直すには時間がかかりますし、一度にすべてができるようにはなりません。リストをチェックしながら、あせることなく入学までの半年で少しずつ取り組んで「できる!」を積み重ねてあげてください。
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