いよいよ小学生。入学前にお子さまの目線から通学路の安全をチェックしよう!
- 子育て
小学生になると、子どもだけで通学することが多いと思います。そこで徹底したいのが登下校時の安全の確保です。事故や犯罪に巻き込まれないようにするためには、保護者のかたが教えるだけではなく、お子さま自身が安全に対する意識を高めることが欠かせません。入学前にお子さまと一緒に確認しておきたいポイントをまとめました。
自分の身は自分で守るという意識を高めることが大切
お子さまだけで登下校をさせるのは不安に感じるかもしれませんが、いつまでも保護者のかたがそばについて守ってあげることはできません。そこで、交通ルールや危険回避の方法をしっかりと教えるとともに、「自分の身は自分で守る」という意識が高まるようなアドバイスを心がけましょう。そうしたサポートは、お子さまの自立心を高めることにもつながります。
■事前に通学路をチェックしよう
まず、お子さまと一緒に通学路を歩いて、危険な場所がないかをチェックしましょう。その際は、お子さまの目線の高さを意識して確認することが大切。例えば、大人なら気にならない背の低い塀や樹木が、お子さまにとっては視界の邪魔になるかもしれません。気になる場所があったら、「ここは危ないよ。どうしてだと思う?」と、本人に考えてもらいましょう。そのほうが印象に強く残り、安全に対する意識が高まります。安全チェックでは、次のような視点を意識し、できるだけ危険な箇所を避けるようにして通学ルートを決めましょう。
・車道と歩道はしっかりと分けられているか
・車がスピードを出して走る細い路地はないか
・自転車がスピードを出して走っていないか
・歩道にガードレールはあるか
・塀や樹木、看板などで見通しが悪くないか
・人通りの少ない場所、駐車場、公園はないか
■交通ルールやマナーについて確認しよう
小学生になる前のこの時期に、交通ルールもしっかりと確認しておきましょう。
・信号は必ず守る
・歩行者用信号機が点滅していたら渡らない
・信号機がない交差点を渡るときは、いったん止まって左右をしっかりと確認する
・身長が低いうちは手を上げて横断歩道を渡る
・歩きながら本を読んだり遊んだりしない
本人が交通ルールを守ることは大事ですが、「守っていれば安全」ではないことも教えてください。例えば、信号が青でも、左右をしっかりと確認してから渡る必要があります。
■登下校時のルールを決めよう
入学前に登下校時のルールも決めておきましょう。寄り道をすると、保護者のかたはお子さまの居場所がわからなくなってしまいますから、遊びに行きたいときは、必ずいったん帰宅して行き先を伝えてから出かけるように言い聞かせましょう。また、下校時は一人ではなく、なるべく友達と一緒に帰るようにすると危険回避になります。
■近所のかたにしっかりとあいさつをしよう
最近は、地域住民が通学路で安全を見守ってくださるケースが増えてきました。そうしたかたがたにきちんとあいさつをする習慣をつけることは、地域全体の安全性を高めていくうえでも、本人のコミュニケーションに対する意識を育てるうえでも大切なことです。他にも近所のかたなどに会ったときにも、しっかりとあいさつをするように伝えましょう。