算数の計算問題の正答率が落ち始めるのは小3・4頃からが多いと言われています。
ちょっとテストの点数が下がってきた…。算数にニガテ意識をもちはじめているみたい…。とお悩みの保護者の皆さまへ、小4算数のつまずきやすい単元にしぼって解決策をご用意しました。ぜひお役立てください!
4年生の「角」では、初めて触れる分度器に戸惑い、慣れることができずに苦手になってしまうケースも多くみられます。
何度も繰り返し取り組み、慣れていくことが大切です。
4年生の今の時期は、初めて触れる分度器の使い方に慣れず、角度のはかり方がわからないお子さまも多いようです。
いろいろなパターンの角を多くはかって慣れることが大切です。
180°よりも大きい角は、まず角度の見当をつける必要がありますが、ここでとまどうお子さまも多いようです。
「これは90°よりも大きい?小さい?」「この中で270°はどれ?」などとクイズにして何度も練習することで、角度の見当をつけられるようになります。
4年生では、2けた割る2けたのひっ算を学習します。
これまで1けただとできていたことも、お子さまはぐっと難しく感じているはずです。
ひとつひとつ、ひっ算のルールを確認しながら進めていきましょう。
「商がたつ位」のルール理解が不十分なため、われない数の上に商を書いてしまうまちがいをしてしまいがちです。
どの位から商がたつのか、を順々に確認することで、商の位の書き間違いを防ぎます。
方眼紙やマス目のあるノートを使って、位をそろえて書く練習をするのも効果的です。
まずは立てる商の見当がつけられなくて、とまどってしまうケースが多いです。
いきなり商の見当をつけるのが難しい場合は、まず、わる数が何の数に近いのか? を考えてから見当をつけると、大きくはずれなくなります。
4年生では、同じ分母同士のたし算、ひき算を学習します。
計算問題ができていても油断は禁物!
分数の基本的な考え方が理解できているかどうかを確認しましょう。
「1/4は1を4等分した1個分」という分数の基本的な考え方が理解できていないと、とまどってしまいます。
分数の基本的な考え方を理解するには、「ピザを4等分したうちの3ピースを分数で表すとどうなる?」と聞くなど、 目に見えるもので分数を体感する機会を与えるといいですね。
分数の大きさをつかむには、図に書くのが有効です。視覚的に理解することができます。
分数は、これまでお子さまになじみのない考え方が登場するので、単純に計算ができなくなり、つまずいてしまうようです。
分数の意味を押さえつつ、計算の順番や方法を覚えてしまうのが近道です。