2014年1月31日更新
節分のおはなし
由来から豆の意味まで
当たり前のように豆まきをしているけれど、その理由までは知らなかったりしませんか?
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節分の由来は?
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節分は、元来季節の分かれ目「立春・立夏・立秋・立冬」の前日をさし、年に4回ありました。
中でも日本では立春が一年のはじまり(当時の正月に当たる日)だったため、2月の節分が特に大きな行事として定着しました。
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なぜ豆をまくの?
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豆=魔滅(まめ)を投げて無病息災を祈る習慣は中国から伝わったといわれています。
まいた豆が残って芽が出ると縁起が悪いとされ、炒った豆を使い、さらに自分の数え年の数だけ食べると一年健康に過ごせるといわれています。
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恵方巻き
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節分に、その年に幸運を招く方角(恵方)を向いて巻き寿司を1本、無言で丸かぶりしながら願い事をすると、福を巻き込んで一年幸せに過ごせるといわれています。
もとは関西で行われていましたが、近年は全国的に広まっています。★2014年の恵方は甲(きのえ)で東北東です。
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柊にイワシの頭
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鬼は、においのきついものや尖ったものが嫌いだと言われています。
そこで、トゲのある柊に、においの強い焼いたイワシの頭をさして戸口に置き、鬼を追い払う風習がうまれました。
最近はあまり見かけなくなりましたが、この習慣を「焼嗅(やいかがし)」と呼びます。
手作りで節分をもっと楽しく
親子で作ろう
子どもと一緒に作れる節分の簡単アイディアです。
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自分の中の鬼も追い出そう
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お子さんに、自分の中の弱いところや直したい(追い出したい)ところを聞き、「泣き虫鬼」「おこりんぼ鬼」などと名前をつけて画用紙に絵を描いて切り抜きます。
その鬼を戸口にぶら下げて豆をぶつけたら、おうちのかたが外し、「○○ちゃんの泣き虫鬼、あいたたたーって逃げちゃったよ」と伝えてあげて。
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オリジナル恵方巻き
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恵方巻きの具は、きゅうり、にんじん、かにかまぼこ、卵焼きなどに刺身や蒲焼き、ゆでエビなどが一般的。
でも、家庭で作れば好みに合わせて作れるので、ツナマヨネーズや海老フライ(!)を入れるおうちもあるようです。
すしめしに具をのせたり、巻いてギュギュッと形を整えるところはお子さんに手伝ってもらっても。
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牛乳パックの枡
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牛乳パックを底から高さ4~5cmのところで切り、ひもなどをつけてあげると、首からぶらさげられる少し大きめの枡になります。
豆を取り出しやすく、丈夫なので小さなお子さんむき。
折り紙をはったり、シールで飾ったりして。
みんなの節分体験談
うちの豆まき変わってる?
地域やご家庭での、ちょっと変わった節分の体験談をご紹介します。
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近くのお寺は「鬼も内」!
近所のお寺は、仏の力で鬼を改心させるお寺なので、豆まきの口上は「福は内、鬼は内」! でも、家では「鬼は外」って言ってます。(福のママ さん)
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大豆は炊き込み御飯に
実家では、節分でまかなかった大豆で炊き込みごはんをします。お米と一緒に炊飯器に入れて、酒と醤油を少し混ぜてふつうに炊くだけ! 大豆をけんちん汁に入れるという話も聞いたことがあります。(もも さん)
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イロイロまいてくれます!
毎年行くお寺では、豆だけでなくいろいろなお菓子や「くじ」もまかれます。当たると鉢植えやお菓子の詰め合わせなんかももらえて、子どもも大人も大はりきり! できるだけたくさんゲットするために、みんな紙袋持参です(笑)。(ちょっこりーの さん)