雨が多い季節。
外に出られない日が続くと、子どもは体力をもてあましがちです。
そんなときにおすすめなのが、雨天でも決行できる室内イベント!
友だち家族と一緒にワイワイ楽しめる過ごし方と
注意点をご紹介します。
2012年6月1日更新
こんな遊びを試してみよう
少人数から大人数まで。友だちと一緒だと、盛り上がって長時間楽しめます。
おうちで探検隊
座布団を数枚重ねて上からシーツをかぶせた、座布団山。マットレスを三角に立てた、ふわふわどうくつ。「山の向こうに探検に行こう!」「どうくつに宝物(アルミホイルを丸めたものを隠しておく)を探しに行こう!」などと、ストーリーをつくりながら遊ぶと盛り上がりますよ。
しっぽとり
ハンカチや新聞紙を細長く切ったものを、ズボンやスカートのウエスト部分(背中側)に軽くはさみます。みんなでしっぽをとりあいっこ。大人が子どものしっぽをとるには腰をかがめなくてはならないので意外と大変。逆に子どもの方は大人のしっぽがとりやすい高さにあるので、白熱します。
スタンプやシールで季節の絵
あじさいやかたつむり、傘などの枠だけを大人が描き、子どもはシールをはったり、クレヨンで色をぬったり。できあがったらみんなで記念撮影。
父の日のプレゼント折り紙
父の日に向けて、みんなで「ネクタイ」や「シャツ」、「ハート」、「ばらの花」などの折り紙に挑戦。メッセージを添えれば立派なプレゼントになります。子どもの成長が見えるプレゼントっていいですよ。
大人数で集まるときは、公共施設を利用しても。児童館のプレイルームや公立学校の開放体育館などは運動遊びにオススメ。工作なら、公民館の図工室や遊戯室を借りてもいいですね。利用できる施設や使用のルール、申込方法などは地域の自治体に問い合わせてみてください。
(注)転んだり、大きく体を動かしても危なくないように、部屋の中を片付けてから始めましょう。おうちの方が必ずそばにいてあげてください。
みんなのアイディア
友だち家族との室内遊び体験談をご紹介します。
小学校の体育館が土曜日の午前中開放されていると聞いて、友人家族と行ってみました。他に人がいなかったので、ズリ這いリレーをすることに。うつぶせになって、腕の力で前に進みます。体が軽いからか子どもの方が楽々。大人は笑い声もほとんど悲鳴のように聞こえ…(笑)。帰宅後はお昼にぐっすりお昼寝をしてくれてたすかりました。
児童館が空いているときは、ころがしドッジボールをしています。人数が多ければ通常のドッジボールのように外野をつくってもいいですが、スペースが狭かったり人数が少ないときは単純に2チームに分かれて転がるボールに当たったら相手のチームに移動する、というルールでも楽しめます。子どもの反応に合わせて力を加減しやすいのでおすすめです。
1からの番号を書いた付せんを何枚も用意して、室内のいろいろなところにはっておき、子どもに探させます。見つけた付せんに書いてある番号の宝物(キャンディーやシールなど)と交換。子どもの年齢が上がってきたら、机の裏や引き出しの中など、ちょっと難しくすると探すだけでかなり楽しめますよ。
手書きの絵を刺繍にしたり、プリントしてくれるサービスがあって、友だちと集まってお絵描き遊びをしたあと、みんなでその日の絵をタオルにしました。子どもはおそろいに大喜び。記念にもなって、よかったです。
どこで集まる?
楽しくおしゃべりしながら食事もとれる、いろいろなプランを集めました。
飲食店のママプラン(子連れプラン)でのびのび
子ども向けの料理も用意されたママプランのあるレストランや居酒屋、カラオケ店が増えています。子連れが前提なので、個室だったり、割れない食器だったり、少々さわいでも気がねしなくていいのが魅力。
おうちごはんでまったり
子連れだと、家が一番気を遣わなくていい。そんなときは、デリバリーや持ち帰りの惣菜などを上手に利用して。飲み物はネットスーパーなどで届けてもらえば買い出しの負担がなくなります。
大人数なら公共施設を利用
地域センター、ふれあいセンターなどの公民館の大部屋で食事のとれる部屋を予約。持ち寄りもいいですが、調理室を利用すれば、調理からみんなでワイワイ楽しめます。メニューはカレーやホットケーキなど、簡単でたくさんできるものがおすすめです。
※予約方法は各自治体・施設にご確認ください。
日帰り温泉施設の食事どころで
気心の知れた家族同士なら、日帰り温泉施設も楽しい。食事どころが座敷になっているところも多く、ゆっくりくつろげます。夕食もお風呂も済ませられるので、あとは帰って寝るだけ!
作って楽しむメニューいろいろ
集まって作りながら食べるのに人気のメニューを集めました。
ポップコーン
少量のポップコーンの種で、大量のポップコーンができるので準備も楽。フライパンや電子レンジで作れて、キャラメルやバーベキューなどのフレーバーも市販されています。ポンポンはじける音に子どもも大興奮!
デコレーションケーキ
スポンジと生クリーム、洗って切った果物を用意。子どもたちにトッピングしてもらいます。ひとり分ずつ切りわけてからトッピングしてもいいし、みんなで大きなデコレーションケーキを作っても。
たこやき・ぎょうざ・ピザ
具材を自由に変えられるメニューは、食べる楽しみが広がります。トッピング、まぜる、包むなど、できるところは子どもと一緒に。
●アイディア具材の例●
たこやき:ウインナー、餅、チーズ、ねぎ、コーン、シーフードミックス
餃子:キムチ、明太子、大葉、ザーサイ、鶏ひき肉と梅、甘く煮たりんご
ピザ:ウインナー、ミニトマト、ツナマヨネーズ、残ったカレー、缶づめの焼き鳥
ケガなどのトラブルを予防
室内でのイベントで起こりがちなトラブルを防ぐための計画を立てましょう。
服装に気をつけて
フードつき、ひもつきの服は思わぬ場所にひっかかって転んだり、体を締めつけたりする可能性があるので極力避けて。ポシェットなどの肩かけカバンも遊ぶときには下ろしておきましょう。
室温管理をしっかり
室温、湿度が高いと熱中症の危険が高まります。興奮するような遊びの場合は特に、大人が室温や湿度に気を配って、休憩時間、水分補給の時間をつくったりすることが大切です。
時間帯を相談して
疲れて眠くなったり、お腹がすいたりすると子どもの機嫌が悪くなってトラブルも起こりやすくなります。ふだんの食事、昼寝の時間をあまり崩さないように、みんなで相談して上手に時間設定をしましょう。
施設の混雑状況をチェック
児童館や体育館開放のように、小・中学生も利用する施設では、大きな子の動きに巻き込まれたり、ぶつかっただけでケガをしてしまうことも。空いている時間を問い合わせたり、なるべく混み合っていない場所で遊ぶように誘導したりしてあげて。
食中毒などのトラブルを予防
梅雨どきは特に食品衛生管理が大切です。
食材は調理するまで分けて保存
各食材を合わせておくと菌がうつって増えやすくなります。パックに入ったものはそのままで保存し、くだものなども極力その場で洗って切るようにしましょう。
手と調理器具をしっかり洗ってから調理スタート
手はもちろん、きれいに見える包丁や鍋も一度洗ってから使用すると安心です。子どもの手がしっかり洗えているかは、大人がしっかりチェックしてあげて。
調理したものは、時間をおかずにすぐ食べる
デリバリーの食品や惣菜も、できるだけ早めに食べましょう。ただし、熱い物はよく冷ましてから子どもに与えて。
生もののゴミにも要注意
生肉などの入ったトレーやラップを子どもがさわり、菌のついた指を口に入れてしまう危険性があります。ゴミは子どもがさわらないよう、ポリ袋に入れ、口をしっかり閉めておきましょう。