小学校への入学準備はいつから?入学準備のコツ6選と必要なものを解説

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小学校の入学準備は何が必要なのか、気になる人もいるでしょう。また、いつから準備を始めたらよいのでしょうか。この記事では、小学校の入学準備を進めるコツや必要なものについて紹介します。また、費用を抑える方法も解説するため参考にしてみてください。

小学校への入学準備はいつから?

小学校の入学準備はいつから始めればよいのでしょうか。夏にランドセルの広告を見かけても、早すぎるのではと思う人もいるでしょう。

小学校の入学式は4月の上旬に行われますが、その前に入学の説明会が開かれる場合が多いです。時期は地域にもよりますが1月中旬〜2月下旬の日程が一般的です。小学校の準備は少しずつ情報収集を始めて、余裕を持って進めましょう。

卒園後から入学までの期間を明確にしておく

一般的に幼稚園や保育園の卒園から小学校入学までは、2週間ほどの場合が多いようです。幼稚園の場合は卒園後は春休みとなりますが、保育園の場合は卒園式の後も3月31日までは保護者の方のお仕事の事情にもよりますが基本的に登園することになると思います。

幼稚園の場合は春休みの時期を有意義に使って入学準備を進めたいですね。保育園の場合、土日などを有効に活用しながら、入学説明会で配布されたリストなどをチェックしながら、準備をしましょう。

入学準備のコツ6選

入学準備は何をしたらよいかわからないという人も多いでしょう。余裕を持って準備するために、入学準備のコツを6つ紹介します。

お子さんと一緒に楽しく進めるための、ご参考になればと思います。

入学準備のコツ1:就学時健診に参加する

就学時健診とは、次の春に小学校に入学する子ども達が集まって健康診断を受けるものです。心身の健康状態や予防接種歴などを確認し、就学に向けた準備をするのが一般的です。

10月から11月ごろに、住んでいる地区の学校、基本的には入学することになる学校で行われることが多いです。市町村から送られてくる書類や案内を確認して参加しましょう。お子さんはこの時に初めて学校に足を踏み入れるケースが多いです。事前に、何のためにどんなことをしにいくのか伝えてあげて、不安なく迎えられると良いですね。

さらに、健診では先生との面談もあります。お名前や好きな食べ物といった日常的なことを聞かれるだけなので心配はいりませんが、これも事前にお子さまに言っておいてあげると緊張せずに受け答えができます。この際、おうちのかたから先生に質問することもできるので、事前に聞きたいことを考えておくことをおすすめします。

また健診はおうちのかたにとって、校内の雰囲気や日々の生活を垣間見るチャンスでもあります。この機会にお子さまが翌年からどんな生活をするのかを想像し、いまのうちにご家庭で準備しておいたほうがいいことを健診後にでも洗い出しておきましょう。

入学準備のコツ2:説明会参加時の質問をまとめておく

説明会は出席しなくても、後日資料をもらうことはできます。ただ、入学する小学校の中を見たり先生方から直接話を聞けるチャンスでもあるため、なるべく都合をつけて出席したいものです。また、説明の合間に質問がないかどうかを聞かれることもあるでしょう。

その時になって慌てなくてもいいように、あらかじめ聞いておきたいことはメモをしてまとめておきましょう。

たとえば下記のようなポイントはおさえておきましょう。

・親が積極的にかかわるような活動はあるのか?

授業参観はもちろんのこと、それ以外での授業見学、読み聞かせ会などを開催している学校もあるので、この機会にどんな活動があるのか確認しておくといいでしょう。

・年間の行事予定について

お子さまの学校行事はできるかぎり参加したいものです。ただお忙しいかたは急に日程を言われても調整できないこともありますよね?そんなことにならないように、事前に学校行事の日時を把握しておき、予定にいれておきましょう。

・外国語活動などの授業内容について

小学校での英語必修化に伴い、外国語の授業がどのように変わったのか、具体的にどういった方針で行われるのかなども聞いておくと安心です。

入学準備のコツ3:学校までの通学路を把握しておく

自宅から学校まで、どのような通学路を通るかご存知ですか。入学前に学校までの通学路を、お子さんと一緒に歩いてみましょう。

所要時間や歩道の有無、道幅、車や自転車が多いかどうか、信号がない交差点を横断するかどうかなど、見ておくべき項目は多数あります。

改めて通行してみると、今まで気がつかなかった危険があるかもしれません。また、学校まで荷物を持って歩いてみると、さらに注意する点が見つかる可能性があります。通学路の確認は入学前にすませておきましょう。

入学準備のコツ4:名前のシールを準備する

大変な作業ですが、小学校で使用するものには名前を書く必要があります。

名前を書くものによっては、手書きのほうが楽な場合もありますが、名前シールを活用する方法もあります。耐水性のシールや布に貼り付けられるシールなど、用途に応じて様々なものがあります。

また、算数セットのように小さくてシールが貼りにくいものは、油性マジックで名前書きをするのがおすすめです。

入学準備のコツ5:子供の習い事への申し込み

習い事を検討している場合は、小学校入学前に申し込みをするとよいでしょう。習い事には、ピアノなどの音楽系や、水泳やサッカーのようなスポーツ系、知育のための通信教育など多くの種類があります。

スムーズに小学校生活をスタートするためには、子ども向けの通信教育が役立つ可能性があります。入学準備講座を開設しているところもあるため、お子さんが楽しめる習い事を見つけましょう。

入学準備のコツ6:ランドセルは早めに決めておく

ランドセルは様々なデザインや色のものがあります。どのランドセルにするか迷ってしまいますが、いつまでに購入しておけばよいでしょうか。

カタログは毎年夏前には出てくる場合が多いようです。人気のデザインなどは早くに品切れになってしまう可能性があるため、注意が必要です。

カラー・デザイン、材質、軽さ、耐久性、収納力、価格等など重視する点や優先順位はご家庭によって異なりますが、お子さんの希望も聞きながら早めに決めて購入しておきましょう。

また、ごく稀にではありますが、自治体や小学校によってはランドセルではない、指定のカバンがある場合があります。その自治体に既にお住まいの場合は何となくお分かりかと思いますが、入学に合わせた転居・引越しなどで新しい自治体へ転入される予定がある場合などは、念のためランドセル購入前に確認しておくと良いでしょう。

入学準備する際に必要なもの6選

入学説明会の際に、入学後に必要なものについても説明があるでしょう。配布されたリストや説明を参考にしながら揃えます。

買うもの、作るものと色々なアイテムがありますので、お子さんと一緒に考えながら揃えていきましょう。

入学準備する際に必要なもの1:筆記用具一式を揃えておく

筆記用具一式というのは具体的に言うと、筆箱、鉛筆、消しゴム、鉛筆削りなどです。小学校で指定のものがあるのか、キャラクターものでもよいのかどうかなどを事前に確認しておきましょう。

指定のものが特にない場合は、お子さんが気に入ったデザインを選んであげてもよいでしょう。また、筆箱の中以外にも必要な文房具があります。

色鉛筆やクレヨン、のり、はさみなども必要になります。スーパーの文具売場も品揃えが多く、必要なものが揃いやすいでしょう。100円均一もおすすめです。

買った文房具には名前が必要です。鉛筆は名前入れのサービスもあるため活用してみてはいかがでしょうか。

入学準備する際に必要なもの2:学校用の上履き

上履きは学校により色やデザインを指定される場合がありますので、説明会のときに確認してから購入しましょう。指定がない場合は、定番のバレーシューズタイプを選ぶ人が多いようです。

購入の際には試し履きをして、サイズが合ったものを選びましょう。

入学準備する際に必要なもの3:靴などを入れる袋

靴などを入れる袋も準備しておくと便利でしょう。また、靴だけでなく体操服や道具箱などを入れる場合もあるため、多めに準備しておくのがおすすめです。

手作りも可能ですが、完成したものも販売されているためお子さんの好きなデザインや、使いやすいものを選びましょう。

入学準備する際に必要なもの4:ハンカチなどの小物

ハンカチやティッシュは毎日使うため、忘れずに準備しましょう。ハンカチは小さく折りたためるもの、吸水性がよいものなどがおすすめです。

また、他に用意するものとしてはマスクが必要な状況でしょう。あわせてマスク入れもあると便利です。

入学準備する際に必要なもの5:入学通知書を忘れず用意しておく

教育委員会から届く入学通知書は大事に保管しましょう。前年度の情報で作成されているもので、入学式当日に小学校へ提出する大事な書類です。

国立や私立の小学校へ入学する場合や、入学通知書の内容に間違いがあったり、入学までに転居や転出の予定があるなどといった場合には、必ずお住まいの自治体に連絡しましょう。また、書類が届かない場合にも必ず連絡して確認しましょう。

入学準備する際に必要なもの6:資金を準備しておく

準備にいくらかかるのか、思った以上にお金がかかるかもしれないと、不安に思っている保護者もいるでしょう。小学校の入学準備にかかる費用の相場はどのくらいでしょうか。

入学準備にかかる費用は平均約6万円がといわれていますが、準備するものや種類によっても費用は異なります。

ランドセルや学習机といったものは、様々な価格のものが売られているため予算をあらかじめたてておき、資金を準備しておきましょう。最近はリビング学習の形で、低学年のうちはダイニングテーブルで学習するケースもあります。住環境の状況に応じて必要なもの、必要でないものを見極めることも大切です。

入学準備でかかる費用を抑える術3選

ここからは、入学準備にかかる費用を抑える方法を紹介します。バザーやフリーマーケットで探したり、親戚のおさがりをもらうことで費用は抑えられる可能性があります。

方法を参考に、入学準備を効率よく進めましょう。

入学準備でかかる費用を抑える術1:バザーで探す

小学校で催されるバザーを活用して、準備物を揃えられるでしょう。バザーでは、小学生が使える布小物を中心に手作り品などが多く出品されます。上靴入れや体操服を入れる巾着袋、手提げバッグと色々あるでしょう。

市販のものを購入するより安価で手に入るため、費用を抑えられます。お子さんと一緒に行ってみてはいかがでしょうか。

入学準備でかかる費用を抑える術2:フリーマーケットで探す

フリーマーケットでも掘り出し物が見つかる可能性があります。卒園式や入学式に着るスーツも、中古でも構わなければ色々出ている場合があります。

また、布袋や文房具なども出品されている可能性があるため、探してみてはいかがでしょうか。

入学準備でかかる費用を抑える術3:親戚などのおさがりをもらう

子供はすぐに大きくなってしまいます。そのため、同じ学校に通っている保護者の方や親戚から、体操着などのおさがりをもらう可能性があります。

お子さんが着られなくなってしまっても、体操着自体はまだ十分使えるという場合には、おさがりを活用しましょう。あげる側ももらう側も喜ばれるでしょう。

きちんと入学準備をすませておきましょう

また、様々な事情から経済的に就学のための準備を十分にできないというご家庭もあるかもしれません。その場合は自治体ごとで「就学援助制度」が設けられていますので確認されることをお勧めします。新入学に向けた学用品費などを含め、援助対象となっていることがあります。もちろん誰もが就学援助制度を利用できるわけではなく、対象条件や援助される項目は各自治体によって異なります。お住まいの市区町村で確認してください。

小学校入学までに準備しておくものや、準備するときのコツなどを紹介しました。準備しなければいけないことは多いため、余裕を持って進めることが大切です。

「忘れていた」ということがないように、説明会の資料や事前に調べた情報をもとに、確認しながら確実に準備を進めましょう。

参照元

参照:『学校保健安全法』(G-GOV法令検索) https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=333AC0000000056#37

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