小学校への入学準備はいつから?準備一覧と用意するものリストを解説

2023/11/30

  • 教育
小学校への入学準備はいつから?必要な準備と用意するものリスト

小学校の入学準備は何が必要なのか、気になる人もいるでしょう。また、いつから準備を始めたらよいのでしょうか。この記事では、小学校の入学準備を進めるコツや必要なものについて紹介します。また、準備にかかる費用を抑える方法も解説しますので参考にしてみてください。

小学校への入学準備はいつから?

小学校の入学準備はいつから始めればよいのでしょうか。最近では、夏前からランドセルの広告を見かけることも増え、「こんなに早くから?」と戸惑う人もいるでしょう。

学用品などは1〜2月に行われることの多い入学説明会後から準備すれば大丈夫ですが、ランドセルなどは、人気メーカーや商品によっては夏前から準備しておいたほうがいいことも。次のようなスケジュールが目安となります。

入学準備スケジュールの目安

入学準備スケジュールの目安

入学準備で必要なこと一覧

入学準備で必要なこと一覧

入学準備は何をしたらよいかわからないという人も多いでしょう。余裕を持って準備するために、入学準備で対応が必要なことをまとめて紹介します。

1:就学時健診に参加する

就学時健診とは、次の春に小学校に入学する子ども達が集まって健康診断を受けるものです。心身の健康状態や予防接種歴などを確認し、就学に向けた準備をするのが一般的です。

10月から11月ごろに、住んでいる地区の学校、基本的には入学することになる学校で行われることが多いです。市町村から送られてくる書類や案内を確認して参加しましょう。お子さんはこの時に初めて学校に足を踏み入れるケースが多いです。事前に、何のためにどんなことをしにいくのか伝えてあげて、不安なく迎えられると良いですね。

さらに、健診では先生との面談もあります。お名前や好きな食べ物といった日常的なことを聞かれるだけなので心配はいりませんが、これも事前にお子さまに言っておいてあげると緊張せずに受け答えができます。この際、おうちのかたから先生に質問することもできるので、事前に聞きたいことを考えておくことをおすすめします。

また健診はおうちのかたにとって、校内の雰囲気や日々の生活を垣間見るチャンスでもあります。この機会にお子さまが翌年からどんな生活をするのかを想像し、いまのうちにご家庭で準備しておいたほうがいいことを健診後にでも洗い出しておきましょう。

2:就学通知書を受け取る

就学通知書とは、お住まいの自治体から送られる4月から通う公立小学校を知らせる案内で、自宅に郵送されてくることが一般的です。就学通知書は、入学式の際に提出することが多いため、なくさずに保管しておきましょう。
また、通知された学校に通学するかなどの質問に回答することが必要なケースもあります。対応が必要なことがある場合は、指定された期限内に必ず対応しておきましょう。

3:ランドセルや必要な学用品の準備

ランドセルや必要な学用品の準備も進めていきましょう。学用品については、入学説明会の際に準備が必要な物のリストが共有されるため、その後の用意で大丈夫です。早めに準備しすぎても、指定のものと異なる物を用意してしまったということになりかねません。
また、全ての学用品には名前を記載することが求められるため、あらかじめいくつかのサイズのお名前シールやハンコを準備しておくのもいいでしょう。

ランドセルは、学用品より早めの準備が必要です。ランドセルのカタログは毎年夏前には出てくる場合が多いようです。人気のデザインなどは早くに品切れになってしまう可能性があるため、注意が必要です。

カラー・デザイン、材質、軽さ、耐久性、収納力、価格等など重視する点や優先順位はご家庭によって異なりますが、お子さんの希望も聞きながら早めに決めて購入しておきましょう。

また、ごく稀にではありますが、自治体や小学校によってはランドセルではない、指定のカバンがある場合があります。その自治体に既にお住まいの場合は何となくお分かりかと思いますが、入学に合わせた転居・引越しなどで新しい自治体へ転入される予定がある場合などは、念のためランドセル購入前に確認しておくと良いでしょう。

4:学童に通う予定の場合、利用申し込みを行う

公立の学童保育を利用する予定の場合は、入学前に利用申し込みが必要となります。一般的には、4月から利用する場合、前年の10月〜翌年1月中旬ごろの受付となることが多いです。各自治体の案内を確認するようにしましょう。

民間の学童保育は、施設ごとに申し込み時期は異なりますが、人気施設は早めに埋まってしまう傾向にあります。見学に行った際に、申し込み時期や申し込み状況を確認しておきましょう。

5:聞きたいことがある場合は、質問をまとめた上で入学説明会に参加する

入学説明会は出席しなくても、後日資料をもらうことはできます。ただ、入学する小学校の中を見たり先生方から直接話を聞けるチャンスでもあるため、なるべく都合をつけて出席したいものです。また、説明の合間に質問がないかどうかを聞かれることもあるでしょう。

その時になって慌てなくてもいいように、あらかじめ聞いておきたいことはメモをしてまとめておきましょう。

たとえば下記のようなポイントはおさえておきましょう。

・親が積極的にかかわるような活動はあるのか?

授業参観はもちろんのこと、それ以外での授業見学、読み聞かせ会などを開催している学校もあるので、この機会にどんな活動があるのか確認しておくといいでしょう。

・年間の行事予定について

お子さまの学校行事はできるかぎり参加したいものです。ただお忙しいかたは急に日程を言われても調整できないこともありますよね。事前に学校行事の日時を把握しておき、予定にいれておきましょう。

・アレルギー対応

食物アレルギーがあるお子さまなどは、給食でのアレルギー対応などについて確認しておくと安心です。

入学直後に必要なもの4選

入学直後に必要になるもの

入学説明会の際に、入学後に必要なものについても説明があるでしょう。配布されたリストや説明を参考にしながら揃えます。

買うもの、作るものと色々なアイテムがありますので、お子さんと一緒に考えながら揃えていきましょう。ここでは項目別に必要なものをご紹介します。

入学直後に必要になるもの1:筆記用具一式を揃えておく

筆記用具一式というのは具体的に言うと、筆箱、鉛筆、消しゴム、鉛筆削りなどです。次に示すものを準備しておくことが一般的です。小学校で指定のものがあるのか、キャラクターものでもよいのかどうかなどを事前に確認しておきましょう。

指定のものが特にない場合は、お子さんが気に入ったデザインを選んであげてもよいでしょう。

● 筆箱
● 鉛筆
● 赤鉛筆
● 消しゴム
● 定規
● 鉛筆削り
● ネームペン
● 下敷き
● 色鉛筆
● クレヨン
● のり
● はさみ

入学直後に必要になるもの2:学校用の上履きや体操服、赤白帽など

上履きや体操服は学校により色やデザインを指定される場合がありますので、説明会のときに確認してから購入しましょう。

購入の際には試し履きや試着をして、サイズが合ったものを選びましょう。

● 上履き
● 体操服
● 体操帽子や赤白帽子
● 体育館シューズ
● 防災頭巾

入学直後に必要になるもの3:靴などを入れる袋

靴などを入れる袋も準備しておくと便利でしょう。また、靴だけでなく体操服や道具箱などを入れる場合もあるため、多めに準備しておくのがおすすめです。

手作りも可能ですが、完成したものも販売されているためお子さんの好きなデザインや、使いやすいものを選びましょう。

入学直後に必要になるもの4:ハンカチなどの小物

ハンカチやティッシュは毎日使うため、忘れずに準備しましょう。ハンカチは小さく折りたためるもの、吸水性がよいものなどがおすすめです。

入学準備にかかる費用と節約術3選

ここからは、入学準備にかかる費用と費用を抑える方法を紹介します。バザーやフリーマーケットで探したり、親戚のおさがりをもらうことで費用は抑えられる可能性があります。

方法を参考に、入学準備を効率よく進めましょう。

入学準備にかかる費用

入学準備にかかる費用は平均約8万円といわれていますが、準備するものや種類によっても異なります。

ランドセルや学習机といったものは、様々な価格のものが売られているため予算をあらかじめたてておき、資金を準備しておきましょう。最近はリビング学習の形で、低学年のうちはダイニングテーブルで学習するケースもあります。住環境の状況に応じて必要なもの、必要でないものを見極めることも大切です。

項目別費用の目安
● ランドセル(40,000円~)
● 学習机(30,000円〜)
● 上履き・体育館シューズ(約5,000円)
● 体操服、赤白帽子(約5,000円)
● 防災頭巾(約3,000円)

入学準備でかかる費用を抑える3つの方法

1:バザーで探す

小学校で催されるバザーを活用して、準備物を揃えられるでしょう。バザーでは、小学生が使える布小物を中心に手作り品などが多く出品されます。上靴入れや体操服を入れる巾着袋、手提げバッグと色々あるでしょう。

市販のものを購入するより安価で手に入るため、費用を抑えられます。お子さんと一緒に行ってみてはいかがでしょうか。

2:フリーマーケットで探す

フリーマーケットでも掘り出し物が見つかる可能性があります。卒園式や入学式に着るスーツも、中古でも構わなければ色々出ている場合があります。

また、布袋や文房具なども出品されている可能性があるため、探してみてはいかがでしょうか。

3:親戚などのおさがりをもらう

子供はすぐに大きくなってしまいます。そのため、同じ学校に通っている保護者の方や親戚から、体操着などのおさがりをもらう可能性があります。

お子さんが着られなくなってしまっても、体操着自体はまだ十分使えるという場合には、おさがりを活用しましょう。あげる側ももらう側も喜ばれるでしょう。

入学準備はお早めに!

小学校入学までに準備しておくものや、準備するときのコツなどを紹介しました。準備しなければいけないことは多いため、余裕を持って進めることが大切です。

「忘れていた」ということがないように、説明会の資料や事前に調べた情報をもとに、確認しながら確実に準備を進めましょう。

参照元

参照:『学校保健安全法』(G-GOV法令検索) https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=333AC0000000056#37

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