大人だって、初めてのことに取り組むのはドキドキするもの。それがお子さまであればなおさら。歯みがきは、口を大きく開けたり、仰向けの姿勢になったりとお子さまに取って初めてのことがたくさん。まだ、言葉で説明しても理解しにくい時期なので、お子さま自身がイメージできなくてイヤイヤな気持ちになっているのかもしれません。
まねっこ大好きな1歳過ぎのお子さまには、視覚的にイメージできることが大切です。同年代のお友だちがおうちのかたと一緒に歯みがきをしているところを見ると、「こうしたらいいんだ!」と思えます。
1歳すぎのお子さまは遊びの中からさまざまなことを学び、「できた!」をどんどん増やしていく時期です。おうちのかたが「ちゃんとみがきたい」と思うあまり、みがくことに集中して真剣な表情になっていたりすると、お子さまには「歯みがき楽しくない」と映ってしまうことも。歯みがきの時間は楽しくない、という気持ちが、イヤイヤの行動につながっているのかもしれません。
歯みがきの時間そのものを遊びにしてしまいましょう。楽しいかけ声や音楽に加え、玩具なども取り入れると効果的です。お子さまにとって楽しく心地よい時間になれば、イヤイヤな気持ちがすっと、消えてしまいますよ。