2023/02/21

早稲田大学 理工学術院 柴田重信研究室ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活リズムと健康・学習習慣に関する調査2022」

調査内容

新型コロナウイルス感染症の流行による生活上の制限等の環境変化は、子どもの生活習慣にも影響が出ていることが予想されます。​また、幼児期~小学校低学年期は、就園、進学等で生活リズムの変化が大きい時期であり、​子どもの生活習慣に対する保護者の生活やかかわりの影響が大きい年齢です。​​
本調査は、早稲田大学とベネッセ教育総合研究所が共同で調査を行い、幼児期から小学校低学年期の​子どもの生活習慣の実態と心身の健康や、同居する家族の生活習慣の実態や子どもへのかかわりとの関連を調べました。

報告書を一括ダウンロードする

≫ PDFダウンロード

調査概要

調査テーマ

幼児期(3歳児)~小学校低学年の子どもの生活習慣(睡眠・食事・日常的な活動) の実態と、心身の健康・学習面への関連、同居する家族の生活習慣の実態や子どもとのかかわりとの関連を明らかにする。

調査方法

インターネットによるアンケート調査

調査対象とサンプルサイズ

対象:全国の3歳児(年少児)~小学校3年生の子どもを持つ保護者(母親)​​
サンプルサイズ:515人×性別(男子・女子)×6学年=6,177人​​
※回収したデータのうち、国外居住者の3人を除外。

調査時期

2022年7月1日(金)~7月4日(月)

調査項目(概要)

同居する家族メンバーと対象の子どもの起床時刻・就寝時刻、同居する家族メンバーと対象の子どもの食事の種類と頻度・内容、対象の子どもの睡眠や食事に関する習慣、対象の子どもの就園・就学実態や、日中の活動時間(学校・園・学校外教育活動・運動・学習・メディア視聴等)、学習習慣、学習成績(小学生のみ)、心身の健康・生活の質(QOL)*1、生活習慣に対する保護者の関与、就学前準備行動(小学生のみ)​​
*1)心身の健康・生活の質に関する指標は、QOL(Quality of Life=生活の質)を広く測定できるように開発された尺度(Kiddy-KINDLR,KINDLR)を許可を得て使用。「身体的QOL」「心理的QOL」「自尊感情」「家族関係のQOL」「友達関係のQOL」「日常の機能(学校や園)」の全24項目により構成される。

調査企画・分析メンバー

プロジェクト代表:​
柴田重信 早稲田大学理工学術院 教授 / 野澤雄樹 ベネッセ教育総合研究所 所長​
プロジェクトメンバー:​
田原優  早稲田大学理工学術院柴田重信研究室・広島大学大学院 医系科学研究科 准教授​
古谷彰子 早稲田大学理工学術院柴田重信研究室・愛国学園短期大学 非常勤講師​
新田理恵 早稲田大学先進理工学研究科 修士課程2年​
桑原麻衣 早稲田大学先進理工学研究科 修士課程2年​
持田聖子 ベネッセ教育総合研究所 学習科学研究室 主任研究員​
牧野直道 ベネッセ教育総合研究所 学習科学研究室 研究員​
※肩書は2023年2月時点のものです。

関連情報

小学校高学年から高校生の子どもを対象とした第1回調査結果(2021年実施)はこちらからご覧ください。