2017/05/25
「先生、これは英語でどういうんですか? -生徒が間違えやすいことを、本質的な意味から考え、指導に生かす-」
グローバル教育研究室 室長
加藤由美子
加藤由美子
「太陽の昇り沈み」という意味にするために、下記の( )に入る語は何ですか。
The sun rises ( ) the east and sets ( ) the west.
正解は、The sun rises in the east and sets in the west. です。
正解は、The sun rises in the east and sets in the west. です。
しかし、The sun rises from the east and sets to the west. と迷われた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
以上は、ARCLE WEB連載コラム「先生、これは英語でどういうんですか?」第1回からの引用です。言いたいことを頭で考えて、その日本語をそのまま英語に置き換えることは、中高生のみならず大人の学習者でもよくしてしまうことです。そこで、日本人が間違えやすいことを、英語の本質的な意味(コア)から考えるコラム「先生、これは英語でどういうんですか?」を2013年6月~2017年3月の3年9ケ月に渡って、田中茂範先生(慶応義塾大学)に執筆していただきました。
この人気コラム全10回を冊子化いたしました。「そういう言い方をするものだ」と単純に丸覚えしていたものが、コアから理解すると、そういう言い方になるのだと、意味がすっきり腑に落ちます。
このコラム10回分の中で、2016年度の閲覧件数Top3は以下の通りです。
第一位 at night とin the nightの違いは何?
第二位 putは「置く」ではないんですか!?
第三位 onは、「~の上に」ではないんですか?
第一位 at night とin the nightの違いは何?
第二位 putは「置く」ではないんですか!?
第三位 onは、「~の上に」ではないんですか?
これら以外にも、非常に興味深い記事が満載です。ぜひ、お読みいただいて理解を深めていただくとともに、学校でご指導されている先生方には、該当の語彙や表現などについて指導される時や生徒さんから「質問があった際にご活用いただければ幸いです。冊子は以下よりダウンロードできるようになっています。
■ご興味ある記事だけをWEBでお読みになりたい方は、こちらからご覧ください。
- 第1回 英語学習における日本語の影響(L1フィルター)
- 第2回 at night と in the night の違いは何?
- 第3回 なぜ、ハーバード大学はHarvard Universityで、オックスフォード大学はthe University of Oxfordになるの?
- 第4回 put は「置く」ではないんですか!?
- 第5回 ゴリラはtalkできるのに、なぜオウムはspeakしかできないの?
- 第6回 onは「~の上に」ではないんですか?
- 第7回 breakは「こわす」ではないんですか!?
- 第8回 look, see, watchはどう違うんですか?
- 第9回 makeは「作る」ではないんですか?
- 第10回 getは「得る」ではないんですか?