1997/08/22
小・中学生の学校外学習に関する調査 [1996年]
報告書の概要
研究テーマ設定の背景
目前に迫った21世紀に向けて、日本の教育やこれを取り巻く状況は大きな過渡期を迎えている。 そして、第15期中央教育審議会の答申に代表されるように、その最も重要なキーワードの1つとして「生きる力」が挙げられている。
この「生きる力」を特に生涯学習という観点から考えてみると、学校という学習への一種の強制力を持つ場を離れた後も、学ぶ課題・方法を自ら発見・工夫し、自己を駆り立て柔軟に変化させ学び続けるカーすなわち「自己学習力」と言い換えることができるのではないだろうか。
学校過5日制の完全導入など、学校外での学習が今後ますます重要性を増してくると思われ、本研究の必要性を強く感じるところである。
この「生きる力」を特に生涯学習という観点から考えてみると、学校という学習への一種の強制力を持つ場を離れた後も、学ぶ課題・方法を自ら発見・工夫し、自己を駆り立て柔軟に変化させ学び続けるカーすなわち「自己学習力」と言い換えることができるのではないだろうか。
学校過5日制の完全導入など、学校外での学習が今後ますます重要性を増してくると思われ、本研究の必要性を強く感じるところである。
研究の目的
(1)小・中学生の学校外、特に家庭での自己学習行動・意識の実態把握
(2)自己学習行動・意識に影響を与える(人的・物的)環境の実態把握
(3)子どもとその環境との相互の関係性や、発達差・性差についての分析
(2)自己学習行動・意識に影響を与える(人的・物的)環境の実態把握
(3)子どもとその環境との相互の関係性や、発達差・性差についての分析
調査方法
(1)時期:1996年5月~6月
(2)対象:神奈川・埼玉・千葉・東京の都市部にある公立小・中学校の小学4年生~中学2年生の児童・生徒、各学年800サンプル(計4,000サンプル)、及びその保護者(計4,000サンプル)
(3)方法:学校を通し、上記対象に対して子ども、及びその保護者用の自記式
質問紙を配布・回収(調査校についてはランダムサンプリング)。
(4)回収状況:子どもの学年別、及び保護者全体の回収率は以下の通り。
小4(75.6%)、小5(92.0%)、小6(77.0%)、中1(64.9%)、中2(86.4%)、保護者(74.1%)
(2)対象:神奈川・埼玉・千葉・東京の都市部にある公立小・中学校の小学4年生~中学2年生の児童・生徒、各学年800サンプル(計4,000サンプル)、及びその保護者(計4,000サンプル)
(3)方法:学校を通し、上記対象に対して子ども、及びその保護者用の自記式
質問紙を配布・回収(調査校についてはランダムサンプリング)。
(4)回収状況:子どもの学年別、及び保護者全体の回収率は以下の通り。
小4(75.6%)、小5(92.0%)、小6(77.0%)、中1(64.9%)、中2(86.4%)、保護者(74.1%)
調査報告書の目次・詳細
刊行のことば・目次
I章 研究結果の概要と提言
お茶の水女子大学教授・無藤 隆
お茶の水女子大学教授・無藤 隆
II章 研究の概略
ベネッセ教育研究所研究員・ 沓澤糸(以降、V章以外執筆)
ベネッセ教育研究所研究員・ 沓澤糸(以降、V章以外執筆)
III章 研究仮説
IV章 回答の分布状況 ~単純集計結果より~
[子どもの回答状況]
<トピック1>学校外学習実態の小・中学生比較
<トピック2>小・中学生の受験希望
<トピック3>子ども自身による学習環境作りの実態
<トピック4>小・中学生の学習観
<トピック5>一人学びで困ったときの相談相手
<トピック6>自己観(有能感・自尊心)の小・中学生比較
[親の回答状況]
<トピック1>子どもへの期待・願い
<トピック2>学校外教育の利用実態と意識
<トピック3>子どもへの関与の実態
[子どもの回答状況]
<トピック1>学校外学習実態の小・中学生比較
<トピック2>小・中学生の受験希望
<トピック3>子ども自身による学習環境作りの実態
<トピック4>小・中学生の学習観
<トピック5>一人学びで困ったときの相談相手
<トピック6>自己観(有能感・自尊心)の小・中学生比較
[親の回答状況]
<トピック1>子どもへの期待・願い
<トピック2>学校外教育の利用実態と意識
<トピック3>子どもへの関与の実態
V章 分析結果と考察
1.子どものデータからの分析
2.親のデータからの分析
3.研究仮説の検証
1.子どものデータからの分析
2.親のデータからの分析
3.研究仮説の検証
VI章 今後の研究課題
調査票見本 (児童・生徒用)
調査票見本 (保護者用)