2015/07/30
Shift│第8回 学校でも塾でもない、躍進する「アフタースクール」という新たな選択肢 [4/5]
一人ひとりの探究心を大切に
「東京インターナショナルスクール アフタースクール」には5種類のプログラムが用意されているが、どの授業も教科書は使わない。
1)キネステティック:身体を動かすことで気持ちや行動をコントロールする能力の獲得を目指す
2)サークルタイム:子どもたちと教師が輪になって、社会の一員としてみんなで共生していくにはどうしたらいいのかを考える「心の知性」「集団の知性」を養う時間
3)英語能力の強化プログラム:年齢に応じた英語の基礎能力を磨く。特に自分が理解したことを表現できる能力の育成に重点を置く
4)ストーリーテリング:教師による読み聞かせ、子どもたちによる朗読などを通して情報を伝える方法や創造力を表現する方法を学ぶ
5)探究プログラム:曜日ごとに設定されたテーマを、1年かけて学びながら、その背後にあるコアクエスチョン(普遍的な問い)へと迫る
2)サークルタイム:子どもたちと教師が輪になって、社会の一員としてみんなで共生していくにはどうしたらいいのかを考える「心の知性」「集団の知性」を養う時間
3)英語能力の強化プログラム:年齢に応じた英語の基礎能力を磨く。特に自分が理解したことを表現できる能力の育成に重点を置く
4)ストーリーテリング:教師による読み聞かせ、子どもたちによる朗読などを通して情報を伝える方法や創造力を表現する方法を学ぶ
5)探究プログラム:曜日ごとに設定されたテーマを、1年かけて学びながら、その背後にあるコアクエスチョン(普遍的な問い)へと迫る
この中でも特徴的なのは、国際バカロレア認定校である「東京インターナショナルスクール」でも先に採用されていた「探究プログラム」だろう。
探究プログラム「アート」コースの1コマ
例えば金曜日は「仕事」がテーマとして設定されている。ここでのコアクエスチョンは「仕事って何?なぜ人は仕事をするのか?」といったもので、子どもたちは先生が提示した仕事リストから1つ選び、それを1学期間、研究する。
例えば「レストラン」を選んだら、実際に「レストラン」に行き、そこにどんなものが置かれているか(メニューや設備など)を取材する。レストランにはどんな人が働いているのかを調べたり、人はどんな時にレストランに行くか、もしレストランがなかったら世の中がどうなるかを友だちと話し合ったり、自分だったらどんなレストランを開くのか考える。さらに、ロゴやユニフォームをデザインしてみたり、レストランのメニューを実際につくってみたり、接客のロールプレイをするところまで及ぶ。
例えば「レストラン」を選んだら、実際に「レストラン」に行き、そこにどんなものが置かれているか(メニューや設備など)を取材する。レストランにはどんな人が働いているのかを調べたり、人はどんな時にレストランに行くか、もしレストランがなかったら世の中がどうなるかを友だちと話し合ったり、自分だったらどんなレストランを開くのか考える。さらに、ロゴやユニフォームをデザインしてみたり、レストランのメニューを実際につくってみたり、接客のロールプレイをするところまで及ぶ。
同校が「21世紀型の学び」と呼ぶ、このようなアクティブ・ラーニングはどのように評価されるのだろうか。同校には一般的な学校のテストのようなものはない。
「変化の激しい21世紀を生きていく子どもたちにとって、覚えた知識量を測るテストは意味をなしません。本校では、教師が日々の授業を通じて、子どもたちのグローバルスキルの獲得状況を観察し、達成度合いを学期ごとに評価していきます」(坪谷さん)。