文部科学省はこのほど、2007(平成19)年度「
学校保健統計調査」の結果をまとめました。それによると子どもの身長・体重が、わずかながらも減少に転じつつあることがわかりました。どうやら子どもの体格は、そろそろ頭打ち傾向にあるようです。その一方で、ぜんそくのある子どもの割合が幼稚園を除くすべての学校で増加しているほか、視力の低下も依然として心配な状況が続いています。
子どもの平均身長を見ると、11歳で男子145.1センチ、女子146.8センチ、14歳が男子165.2センチ、女子156.7センチ、17歳が男子170.8センチ、女子158.0センチなどとなっており、前年度調査と比べ男子は10歳が伸びたものの、12歳・14歳・17歳は前年度を下回りました。女子も6歳・10歳・12歳が前年度より伸びていますが、7歳・11歳・13歳で低くなっています。
平均体重を見ると、11歳で男子38.7キロ、女子39.1キロ、14歳で男子54.7キロ、女子50.3キロ、17歳で男子63.7キロ、女子53.5キロなどとなっており、前年度を上回ったのは女子の10歳のみで、ほとんどの年齢で前年度よりも体重が軽くなっています。
子どもの身長・体重は、1948(昭和23)年の調査開始以来、ほぼ一貫して増加を続け、最近10年間も横ばい傾向を維持してきましたが、今回の調査では多くの年齢層で身長・体重が低下を示しています。まだ即断はできませんが、時代と共に大きくなってきた子どもたちの体格も、そろそろ限界に達しつつあるようです。
ぜんそくのある子どもの割合は、幼稚園が2.2%(前年度比0.2ポイント減)、小学校が3.9%(同0.2ポイント増)、中学校が3.1%(同0.1ポイント増)、高校が1.8%(同0.1ポイント増)で、幼稚園を除くすべての学校で前年度よりも増加しています。
裸眼視力が1.0未満の子どもの割合は、幼稚園が26.2%(同2.1ポイント増)、小学校が28.1%(同0.3ポイント減)、中学校が51.2%(同1.1ポイント増)、高校が55.4%(同3.3ポイント減)となっています。中学校を除いてやや減少していますが、それでも高い数値だと言えるでしょう。特に中学校は、前年度に視力1.0未満の子どもの割合が8年ぶりに50%を超え、今回もさらに上昇しているのが気に掛かるところです。特に、裸眼視力が0.3未満だという子どもの割合は、幼稚園が0.5%、小学校が6.5%であるのに対して、中学校は20.3%、高校は26.1%となっており、中学校以降での視力の低下が目立ちます。
一方、虫歯(処置完了を含む)のある子どもの割合は、幼稚園が53.7%(同1.5ポイント減)、小学校が65.5%(同2.3ポイント減)、中学校が58.1%(1.6ポイント減)、高校が68.5%(同1.6ポイント減)といずれも前年度より低下しています。