2018/03/28

第2回 乳幼児の親子のメディア活用調査 レポート [2018年]

このレポートについて

ベネッセ教育総合研究所では、0歳6カ月~6歳就学前の乳幼児を持つ保護者を対象に、メディア活用の実態と保護者の意識をとらえることを目的に、2013年と2017年との2回にわたるアンケート調査を実施しました。調査結果を経年比較することで、メディア活用の変化を把握できる貴重な資料となっております。

調査概要

調査テーマ

乳幼児親子のメディア利用の実態、子どものメディア利用に関する保護者の意識とかかわりの実態、保護者自身のメディアとの接し方

調査方法

第1回調査 郵送法(自記式アンケートを郵送により配布・回収)
第2回調査 インターネット調査

調査時期

第1回調査 2013年3月
第2回調査 2017年3月

調査対象

・第1回調査
 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)の0 歳6 か月~ 6 歳就学前の幼児をもつ母親 3,234名(配布数 10,010 通、有効回収率 32.3%)。第一子のみ。
 ※子どもの年齢別の内訳は、0歳児後半569名、1歳児521名、2歳児436名、3歳児448名、4歳児438名、5歳児421名、6歳児401名
・第2回調査
 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)の0 歳6 か月~ 6 歳就学前の幼児をもつ母親 3,400名。第一子のみ。
 ※子どもの年齢別の内訳は、0歳児後半388名、1歳児515名、2歳児515名、3歳児515名、4歳児515名、5歳児515名、6歳児437名

調査項目

家庭でのメディア所有状況、子どもの1週間のメディアの使用頻度、1日のメディア使用の時間・時間帯、アプリ・ソフトの使用状況、親子で決めているメディアのルール、保護者のメディア使用やアプリ・ソフトへの意識、保護者自身のメディア使用状況、子育て意識 など。

調査企画・分析メンバー

汐見 稔幸(白梅学園大学学長、東京大学名誉教授)
榊原 洋一(お茶の水女子大学名誉教授、チャイルド・リサーチ・ネット所長)
菅原 ますみ(お茶の水女子大学基幹研究院人間科学系教授、同大学人間発達教育科学研究所所長)
駒谷 真美(実践女子大学教授)
佐藤 朝美(愛知淑徳大学准教授)
高岡 純子(ベネッセ教育総合研究所 次世代育成研究室 室長/主任研究員)
久保木 有希子(ベネッセ教育総合研究所 次世代育成研究室 研究員)
田村 徳子(ベネッセ教育総合研究所 特任研究員)

*所属、肩書きは2018年3月時点のものです。

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乳幼児とメディアのよりよい付き合い方を考えるHPです。

レポート

〔報告書の目次・詳細〕
調査背景・調査概要・本調査の特徴・基本属性
序章 乳幼児のメディア活用をふりかえって

新しいメディアを使って親子の会話を楽しむ時間に
白梅学園大学学長、東京大学名誉教授 汐見稔幸

子どもをめぐるメディア環境の劇的な変化の時代
お茶の水女子大学名誉教授、チャイルド・リサーチ・ネット所長 榊原洋一

子どもの発達と親子のかかわりの観点から
—タッチスクリーン・メディアの登場について—
お茶の水女子大学基幹研究員人間科学系教授、同大学人間発達教育科学研究所所長 菅原ますみ


第1章 乳幼児のメディア利用の実態

第1節 家庭のメディア所有状況 久保木有希子
第2節 子どもの1週間のメディア活用状況 久保木有希子
第3節 一日あたりの活動時間 田村徳子
第4節 平日に使う時間帯 田村徳子
第5節 メディアを活用する場面 久保木有希子
第6節 アプリ・ソフトの使用時間、内容、選択基準 高岡純子
第7節 友だちとのかかわり 田村徳子
第8節 メディアを使い始めた時期 高岡純子
第2章 保護者のかかわりと意識

第1節 親子でのメディアのルール、フィルタリング 佐藤朝美
第2節 ルールの参考、ママ友との話題 佐藤朝美
第3節 メディアへの抵抗感、気がかり 佐藤朝美
第4節 アプリ・ソフトへの意識 佐藤朝美
第3章 保護者自身のメディアとの接し方

第1節 母親のメディア行動率・使用時間 駒谷真美
第2節 ママ友や園との連絡手段 駒谷真美
第3節 WEBサイト・SNSの子育て利用 駒谷真美
第4節 保護者のメディアに対する親和性と依存性 駒谷真美
第5節 家庭のメディアルール 駒谷真美
資料編
調査票見本
分析メンバー 一覧

関連情報

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※調査監修者の解説はこちら[PDF]