今の時代、「2人に1人」が4年制大学に進学していることをご存じですか? この増加傾向は最近の10年で急に進みました。保護者世代のころには4人に1人→10年前に3人に1人→現在2人に1人というわけです。といっても、大学に入ることが難しくなっているわけではありません。保護者世代のころに比べて浪人生は半数以下、選ばなければどこかの大学には行くことができる「大学全入時代」でもあるからです。
今の大学入試の傾向として挙げられるのが、私立大学の一般入試の減少・AO入試と推薦入試の増加で、私大の入学者の過半数がAO入試・推薦入試によるものです。保護者世代にとって耳新しいのはAO入試ですが、AO入試の場合は推薦入試と違って、試験の時期が従来の「入試シーズン」にあたる冬に限ってはいません。秋から多くのAO入試が実施されています。
続いて、私大でもセンター試験を(かつての「共通一次試験」)選抜方式の一つとして利用していることも今の大学入試の特徴です。4割を超える高3生が受験しているのですから、保護者の時代とは大きく状況が変化しています。
大学全入と言われても、人気が高い、あるいは難易度の高い大学・学部への入試は早くからの対策が必要です。なぜなら、試験の配点や配点バランス、試験科目が各大学バラバラだからです。たとえば国立大学でも理系と文系では、当然2次試験の傾斜配点科目が異なります。また、センター試験と2次試験の配点のバランスもそれぞれです。私大を志望している場合も、センター試験を利用するのか・しないのか、推薦制度を利用できるのか、AO入試はあるのか、あればどのような内容か……など調べることはたくさんあります。このように幅広い入試に対応しなければならない今の時代は、気になる大学・学部の制度をいち早くおさえることが重要です。簡単に挙げても、以下の複数を対策として行っていく必要があるからです。
入試制度が受験対策のバランスやスケジュールに大きく影響する以上、保護者自身も将来について相談する際に確かな新しい知識を持っていることが求められます。「子どもの自主性に任せる」理由として「知識がないので口を出さないことにしようかな」という保護者のホンネが聞かれることもありますが、あなたはそれをどう感じますか? いかに成長したとはいえ、高校生はまだまだ経験や知識が少ないのです。我が子が相談したい時や、助けを求めてきた時に、頼れる大人はそんなに多くないはずです。我が子の将来の選択を応援するために、親子で一緒に入試制度について知ることが必要なのが制度が複雑になっている今の時代の大きな特徴と言えるでしょう。
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