アンケート期間 2009/06/10〜2009/06/16 回答者数:1,340人
アンケート対象:全国の本サイトメンバー小・中学生の保護者
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある。
いよいよ夏本番! プールが恋しい季節です。そこで今回は、小・中学生のお子さまをお持ちの保護者のかたを対象に、水泳について伺いました。その結果、大半の家庭で子どもをスイミングスクールに通わせていることがわかりました。では、保護者は学校の水泳の授業についてはどう思っているのでしょうか。夏休みのプール開放の必要性や学校独自の水泳への取り組みなど、保護者の本音をご紹介します。
最初に、小学校・中学校のどの学年に水泳の授業があるのかを伺いました。
【図1 お子さまの小学校で水泳の授業がある学年をすべてお選びください(小学生)】
【図2 お子さまの中学校で水泳の授業がある学年をすべてお選びください(中学生)】
【図3 お子さまの体育の成績に、水泳は含まれますか?】
小・中学校の全学年で約9割の保護者が「水泳の授業がある」と答えました。中3になってやや少なくなるのは、カリキュラムの関係なのでしょうか。また、これだけ広く行われている水泳の授業ですが、体育の成績に含まない学校もありました。
続いて、子どもの通う学校が、独自の水泳の級や検定を設けているかを伺いました。
【図4 お子さまの通っている学校は、(学校独自の)水泳の級や検定などがありますか?】
「学校独自の水泳の級や検定がある」と答えた保護者は、29.8%。約3割の学校が独自のやり方で水泳の授業に取り組んでいることがわかります。「うちの学校の水泳検定は非常にレベルが高く、スイミングスクールで選手コースにいる子どもでもなかなか合格できません」「水泳大会も学校独特の形式で、子どもは放課後も毎日練習しています」という声が聞かれました。一方、「学校の授業では水遊び程度のことしかしないようです」という声も。学校によって取り組み状況は分かれるようです。
では、子どもは水泳が得意なのでしょうか。
【図5 お子さまは水泳が得意ですか?】
【図6 お子さまはどれができますか?(全体)】
【図7 「クロール」「平泳ぎ」「背泳ぎ」「バタフライ」のいずれか泳げるお子さまは、途中で止まらずにどのくらいまで泳げますか?】
【図8 お子さまはどれができますか? (学年別)】
「うちの子どもは水泳が得意である」と答えた保護者は、約半数の47.9%。具体的にどういう泳ぎができるのかでは、「クロール」は全学年で7割以上の子どもがマスターしています。学齢別に見ると、小5までにクロールを泳げるようになる子どもが多いようです。しかも、途中で足をついてしまわずに、「25〜50m」を泳ぎきれる子どもが多いようです。
一方、「子どもは水泳が苦手である」と答えた保護者も、25%います。苦手な理由として目立ったのは、「水に入ること自体が好きではない」という回答。ほかには、「息継ぎができない」「水の中で目を開けられない」「体が水に浮かない」といった声が多く寄せられました。
次に、子どもがスイミングスクールに通っているか、通っているのならいつから通っているか、を伺いました。
【図9 お子さまをスイミングスクールに通わせたことがありますか?】
【図10 (横軸) お子さまをスイミングスクールに通わせたことがありますか? (縦軸) お子さまは水泳が得意ですか?】
【図11 お子さまがスイミングスクールに通われたのはいつからですか? 初めて通われた学齢をお選びください】
「習い事としてスイミングスクールに通わせたことがある」家庭は、50.7%。この家庭では、「うちの子どもは水泳がとても得意である」と答えた保護者の割合が突出しています。逆に、「水泳がとても苦手である」という保護者は、「まったく通わせたことがない」家庭で最高になりました。「うちの学校では、泳げる子どもと泳げない子どもに二極化してしまい、泳げる子どもはスクールに行っているという状況です」という声も寄せられました。
スクールに通い出した時期は、「就学前」が最多で55.7%。学齢を小2まで上げると、8割以上の子どもが通い始めていました。どういう考えから子どもをスイミングスクールに通わせたのかを聞いてみると、「体が弱かったので、水泳で体力をつけさせるため」「親が教えてもうまくいかなかったから」「小学校に入って泳げないとかわいそうだと思いました」といった回答が多く寄せられました。また、「水に入るのが好きな子どもが自らスクールを希望した」家庭と、「子どもが水を怖がっているので、親がスクールに入れた」家庭があるようです。
最後の質問は、水泳の授業やプール開放について。お子さまの学校では夏休みにプール開放が行われているか、また、プール開放についてどう思うかを伺いました。
【図12 お子さまの学校では、夏休み中にプール開放、水泳教室はありますか?】
【図13 あなたは、学校の水泳の授業や夏休みのプール開放、水泳教室について、どう思っていますか?】
「夏休みにプール開放や水泳教室がある」と答えた保護者は58.7%。約6割の学校が子どもにプールを提供しています。そして、「水泳の授業やプール開放などは必要である」と答えた保護者は、79.1%に達しました。非常に多くの保護者から支持されていることがわかります。
普段の水泳の授業については、「水に親しむ機会になる」「泳ぎの基本が身に付けられる」「友達と泳いだ思い出になる」「夏は体育館や校庭は暑い」などの理由で賛成する保護者が多くいました。「水の事故を防ぐためにも、学校で泳ぎを教える必要がある」という保護者も少なくありませんでした。
夏休みのプール開放については、「プールがあることによって長い夏休みの生活にメリハリがつきます」「夏休み中の子どものコミュニケーションの場として重要」「親は平日に仕事があるので、学校のプールに行ってくれたほうが安心できます」といった賛成の声が寄せられました。
「友達同士で泳ぐ楽しさは、スイミングスクールでは味わえない」「スクールとは違って、自由に泳ぐことができる」など、スクールと比較した回答もありました。なかには「うちの子どもは学校のプールで、スクールに通っている友達から泳ぎを教えてもらっています」という声も聞かれました。
(まとめ)
水泳は楽しいものですが、一つ間違えると大変な危険が生じます。まさかの時に備えるためにも、泳ぎを身に付ける必要があります。学校の水泳の授業やプールは、子どもが水に慣れる最も身近な機会として、多くの保護者が必要としていました。子どもがスイミングスクールに通う家庭は多いものの、その家庭からも学校のプールは支持されています。
保護者の声からもわかるとおり、学校のプールの果たしている役割は、暑さ対策、子ども同士のコミュニケーションの場、夏休みの生活リズムの調整など、実にさまざま。スクールとは違う魅力を感じる子どもも少なくないようです。積極的な取り組みを応援したいですね。
Benesse教育情報サイトでも、
泳ぎかたについて紹介しています。親子で取り組む場合の参考にしてください。