【関係詞】1文の中に動詞が2つある場合について。
whatの後と,thatの前にどうしてbe動詞が1つの文の中に2つも出てくるのですか?
進研ゼミからの回答
こんにちは。
早速,いただいた質問にお答えします。
【問題】
次の日本文を,与えられた語句を用いて英語に訳しなさい。
大切なことは,私たちが自分自身で情報を選択することだ。(what)
上の問題を英語にすると,正解はWhat is important is that we choose information by ourselves.となっていますが,どうして1文に2つもbe動詞があるのかというご質問ですね。
【解説】
1つの英文中に2つの is がある場合は,文構造や日本語表現を確かめると理解できます。
まず,日本文から英文の構造をおおまかに見ていきます。
・全体:「(S)大切なことは, (C)~ということ (V)です」
→ (S)What is important (V)is (C)that + S’+ V’~
・(C)that節:「(S’)私たちが (副詞句)自分自身で (O’)情報を (V’)選択する」
→ (S’)we (V’)choose (O’)information (副詞句)by ourselves
以上の日本文と文構造より,(S): (S”)What (V”)is (C”)important 中にある
is は,<関係代名詞 What> の述語動詞だとわかります。
また,(S) + is +(C)that we choose ~ の is は,(S)What is important
という主部全体の述語動詞だとわかります。
that節は,この is の〈補語(C)〉ということになり,<(S) + is + that節~>=「(S) は ~ということです」という構文をつくっている述語動詞の is です。
【アドバイス】
日本文を読んだら,主部はどこからどこまで,動詞はどの部分などと考えて,下線や( )で印をつけておくと,全体の文構造が見えてきます。
また,この習慣をつけておくと,和訳をする際にも役に立ちますよ。
それでは,これで回答を終わります。
これからも,『進研ゼミ高校講座』にしっかりと取り組んでいってくださいね。