【中学生自由研究テーマNo.6】

温泉卵で黄身と白身の固まる温度を調べる

温泉卵は、黄身は半熟で白身が黄身よりやわらかい。ふつうのゆで卵と作り方を比べると、黄身と白身の固まる温度がわかるよ。

温泉卵で黄身と白身の固まる温度を調べる
対象学年
制作日数
カテゴリ

用意するもの

  • 卵2〜4個(何個作るかは、おうちの人と相談して決めよう)
  • 厚手でフタのある鍋(なべ・ホーローのような保温性の高いものがよい)
  • 温度計

実験の進め方

  1. 1

    【温泉卵をつくる】
    卵は冷蔵庫から出しておく。鍋に1Lの湯をわかす。沸騰(ふっとう)したら鍋を火から下ろし、温度計を入れる。

  2. 2

    湯の温度を測りながら水を少しずつ加え、80度になったら卵を入れる。

    ★卵が割れないように、お玉に卵をのせて湯の底に置くように入れよう。

  3. 3

    フタをして15分待つ。

  4. 4

    フタをとり、湯の温度を測る。お玉で卵を取り出し、水につけて冷ます。

  5. 5

    卵が冷めたら割って白身と黄身の固まり具合を確認する。

  6. 6

    【ゆで卵をつくる】
    鍋に1Lの湯をわかす。沸騰したら中火にする。卵を入れて8分ゆでる。

  7. 7

    水に入れて冷まし、冷めたら割って白身と黄身の固まり具合を確認する。

    ★黄身も割って固さを確かめよう。

    ★実験が終わったら、できた温泉卵はおいしく食べよう! うどんやサラダにのせてもいいね。

まとめ方・提出の工夫

  • 実験の方法と結果をまとめよう。温泉卵は、湯温の変化も書こう。出来上がった温泉卵とゆで卵は、写真もはるとわかりやすいよ。
  • 卵の白身はおよそ80度で固まり、黄身はおよそ65〜70度で固まる。 実験から、このことが確認できただろうか。白身と黄身が固まる温度と湯の温度の関係を文章にしてまとめよう。
  • 温泉卵の固まり具合を調節したい場合、どのような方法が考えられるだろう? 卵を湯に入れる直前まで冷蔵庫に入れておく、卵を入れるときの湯の温度を変える、卵の数を変える、鍋を変える、鍋をタオルで包む、湯につける時間を変えるなど、いろいろな条件を考え、どうなるか予想してみよう。

まとめる時に便利な
テンプレートはこちら

発展のヒント

  • 温泉卵の固まり具合を変えるアイディアを実際に試してみよう。家族に好みの固さを聞いて、挑戦してもいいね。
  • 名前の通り、温泉を利用して作られている温泉卵もある。実際に温泉卵を作っている温泉を探して湯の温度を調べてみよう。
  • 卵はたんぱく質を多く含んでいる。たんぱく質には熱を加えると固まる性質があり、これを「熱凝固性(ねつぎょうこせい)」というよ。調べてまとめに加えよう。

監修:白數哲久(昭和女子大学准教授)

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