2009/06/16

第3回子育て生活基本調査(幼児版) [2008年]

報告書の概要

調査テーマ

幼稚園児・保育園児をもつ家庭での子育ての実態、およびしつけや教育に関する保護者の意識をとらえる

調査方法

幼稚園・保育園通しによる家庭での自記式質問紙調査

調査時期

第1回調査:1997年9月~10月
第2回調査:2003年9月~10月
第3回調査:2008年9月~10月

調査対象

■【第1回調査(1997年調査)】
首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の幼児(1991年4月2日~1994年4月1日生まれ)と小学校1、2年生をもつ保護者4,766名(配布数21,000通、回収率22.7%)。

■【第2回調査(2003年調査)】
首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)、地方都市(四国地方の県庁所在地)、郡部(東北地方)の幼稚園児・保育園児の子どもをもつ保護者4,471名(配布数6,121通、回収率73.0%)。

■【第3回調査(2008年調査)】
首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)、地方市部、地方郡部の幼稚園児・保育園児をもつ保護者6,131名(配布数8,238通、回収率74.4%)。

調査項目

子育ての悩みや気がかり/しつけや教育の情報源/子どもとのかかわり/子どもの日ごろの様子や生活習慣/習い事/配偶者との関係/子育てやしつけに関する価値観/家庭でのしつけや教育方針/幼稚園・保育園選択 など

調査報告書の目次・詳細

調査概要
調査の特徴、調査概要、分析の枠組み・サンプル数、基本属性

第1部 全体の調査結果

第1章 子どもとのかかわり
筑波大学大学院教授 櫻井茂男

第1節 家庭でのしつけや教育方針
第2節 子どもとのかかわり
第3節 子どもと一緒にすること
● 子どもとのかかわりについて-分析結果からみえること-
第2章 子育ての気がかり、しつけや教育情報源
情報教育研究所所長 山岡テイ

第1節 子育ての悩みや気がかり
第2節 子育ての一番の悩みや気がかり
第3節 しつけや教育の情報源
第4節 信頼するしつけや教育の情報源
● 子育ての悩みや気がかりと情報環境について
-第1回から第3回調査までを振り返って-
第3章 子どもの日ごろの生活習慣
聖徳大学教授 木村敬子

第1節 自分一人でできること
第2節 もう少し自分でやってほしいこと
第3節 子どもの生活習慣やしつけへの満足度
● 子どもの日ごろの様子や生活習慣について
-分析結果からみえること-
第4章 子どもへの進学期待と習い事
青山学院大学教授 樋田大二郎

第1節 園外教育
 (1) 利用率と複数個利用の傾向
 (2) 園外教育の具体的内容
第2節 園での有料課外活動
第3節 進学期待・小学校受験
第4節 教育費
● 園外教育の流行
-高学歴志向の背後にみえる、母親の意識と行動の変容-
第5章 幼稚園・保育園と保護者のかかわり
Benesse次世代育成研究所主任研究員 後藤憲子
Benesse次世代育成研究所研究員 田村徳子

第1節 幼稚園・保育園の選び方と過ごす時間
第2節 幼稚園・保育園に対するしつけや教育への期待
● 園と保護者の関係の変化-分析結果からみえること-
コラム 保育園の先生方が保護者に期待するしつけや教育について
第6章 子育て意識と母親自身の生き方
元東京大学産学官連携研究員 諸田裕子
ベネッセ教育研究開発センター教育調査課長 木村治生
ベネッセ教育研究開発センター研究員 邵勤風
元ベネッセ教育研究開発センター研究員 西村祐美

第1節 子育てやしつけに関する意識
第2節 子育ての楽しさ
第3節 母親自身の生活満足度
第4節 配偶者との関係
第5節 配偶者の帰宅時間
● 父母ともに子育てと仕事のバランスが大切
-子育ての楽しさや満足度の分析からわかること-

第2部 テーマ別調査結果の分析

第1章 働く母親の子育ての特徴
Benesse次世代育成研究所主任研究員 高岡純子
ベネッセ教育研究開発センター研究員 邵勤風

第1節 時代背景
第2節 しつけや教育についての意識・実態
 (1) 子どものしつけや教育に熱心な働く母親
 (2) さまざまな悩みや問題を抱えている働く母親
● 働く母親の状況のまとめ
第2章 地域による子育ての違い
元ベネッセ教育研究開発センター研究員 西村祐美

第1節 地域別の基本属性
第2節 子どもと一緒にすること、悩みや気がかり
第3節 しつけや教育の情報源
第4節 幼稚園や保育園に関すること
第5節 習い事・教育費・進学期待
第6節 子育て意識
● 地域間比較からみえること
資料編 ● 時代環境年表
● 女性の就労に関するデータ
● 調査票見本
● 基礎集計表
第3回子育て生活基本調査(幼児版) 調査企画・分析メンバー