2010/02/25
都立専門高校の生徒の学習と進路に関する調査 [2008年]
報告書の概要
概要
東京大学教育学部比較教育社会学コースとベネッセ教育研究開発センターの共同研究。東京都立の専門高校と普通科進路多様校を対象とした調査データの2次分析を行った。本報告書には、東京大学のスタッフ・大学院生・学部生とベネッセ教育研究開発センター研究員の論文を収録。都立専門高校の生徒の特徴と課題点に迫る。
調査対象
・東京都立の専門高校2年生 2,377名
・東京都立の普通科高校(上記の専門高校と入試難易度が同程度の学校)2年生 453名
※各校の副校長または第2学年の学年主任の先生には、「学校アンケート」に回答していただいた。
・東京都立の普通科高校(上記の専門高校と入試難易度が同程度の学校)2年生 453名
※各校の副校長または第2学年の学年主任の先生には、「学校アンケート」に回答していただいた。
調査方法
学校通しの質問紙による自記式調査
調査時期
2008年10~12月
調査項目
学校生活について/通っている高校について/小・中学生時の経験/高校選択について/学校外での生活について/友人関係について/自己意識、社会意識/進路や将来について/専門分野について(専門高校のみ)など
サンプリング
調査対象校は、学習研究社の『2009年入試用 都立に入る!』を参照し、学科や入試難易度を考慮しながら選定した。
調査報告書の目次・詳細
本共同研究の特徴
本田 由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)調査概要
都立専門高校の概要
結果ダイジェスト
第1部 総論
第1章 専門高校におけるインプット・スループット・アウトプットの連関構造—普通科進路多様校・進学校との対比に基づいて—
本田 由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)
第2章 専門高校の今日的な課題
木村 治生(ベネッセ教育研究開発センター教育調査課長)
木村 治生(ベネッセ教育研究開発センター教育調査課長)
第2部 高校入学以前の状況と学習・進路
第1章 不本意入学者と専門教育のレリバンス伊藤 秀樹(東京大学教育学研究科博士課程)
第2章 高校生の「勉強意欲」
─進路多様校の普通科と専門学科を比較して─
高木 稚佳(東京大学教育学部)
─進路多様校の普通科と専門学科を比較して─
高木 稚佳(東京大学教育学部)
第3章 家庭の経済階層が生徒の学習意欲・進路選択に与える影響
─専門学科と普通学科の比較からみえてくるもの─
佐藤 昭宏(ベネッセ教育研究開発センター研究員)
─専門学科と普通学科の比較からみえてくるもの─
佐藤 昭宏(ベネッセ教育研究開発センター研究員)
第3部 高校入学後の学校生活
第1章 専門教育と学業適応─内発的動機づけと階層分化に着目して─
桑田 恵(東京大学教育学部)
第2章 教師への信頼はどうすれば高まるのか
─教師生徒比と授業実践の効果に注目して─
須藤 康介(東京大学大学院教育学研究科博士課程)
─教師生徒比と授業実践の効果に注目して─
須藤 康介(東京大学大学院教育学研究科博士課程)
第3章 専門高校の生徒の部活動と学校適応
─部活動における専門性を視野に─
熊谷 信司(東京大学大学院教育学研究科博士課程)
─部活動における専門性を視野に─
熊谷 信司(東京大学大学院教育学研究科博士課程)
第4章 普通科、工業科、商業科の生徒間比較に見る学校内・学校外文化意識
大草 佑太(東京大学教育学部)
大草 佑太(東京大学教育学部)
第4部 高校卒業後の進路・将来展望
第1章 専門高校における職業的レリバンス意識と進路不安─教育内容の習得度とその学校外活用機会の多寡に着目して─
小山 治(東京大学大学院特任助教)
第2章 専門高校と個性観
─「自分探し」を超えて─
喜多下 悠貴(東京大学教育学部)
─「自分探し」を超えて─
喜多下 悠貴(東京大学教育学部)
第3章 専門高校女子生徒の将来像
─ライフコース戦略と職業アスピレーション─
宮本 幸子(ベネッセ教育研究開発センター研究員)
─ライフコース戦略と職業アスピレーション─
宮本 幸子(ベネッセ教育研究開発センター研究員)
第4章 都立専門高校の生徒の大学進学希望とその規定要因
岡部 悟志(ベネッセ教育研究開発センター研究員)
岡部 悟志(ベネッセ教育研究開発センター研究員)
資料編
調査票見本(生徒調査票)
調査票見本(学校調査票)
基礎集計表(生徒調査)
「社会調査実習報告書」に関して