2016/01/29
論述採点の正確さと所要時間に関する研究
研究の目的
現在、思考力・判断力・表現力などを重視した新たな学力観に立つ教育への転換の流れを受け、大学入試問題をはじめ、教育効果を測定するテストに記述・論述式問題の導入が求められつつあります。しかし同時に、採点の質や膨大な所要時間など、記述・論述式問題の採点に係る現実的な課題が指摘されてもいます。こうした課題の解決に資するべく、この研究は、記述・論述式問題の採点の正確さと所要時間のデータを取得したものです。
なお本研究は、第13回 日本テスト学会大会において「日本テスト学会大会発表賞」を受賞しました。
(https://benesse.jp/berd/assessment/topics/index_4796.html)
なお本研究は、第13回 日本テスト学会大会において「日本テスト学会大会発表賞」を受賞しました。
(https://benesse.jp/berd/assessment/topics/index_4796.html)
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<研究テーマ>
論述採点の正確さと所要時間
<研究方法>
既存研究で、収集済みの大学生対象の論述式問題(制限時間50分、解答字数の目安は 600字程度)答案データ(205件)について、外部から4人の採点者を確保し、事前研修の上で、答案を同じ順番で採点してもった。一部の答案については所要時間を同時に記録。問題開発者も同時に同じ採点基準ですべての答案を採点し、開発者の目から見て正しいと思われるスコア(基準スコア)を算出した。
<実施時期>採点データの収集
2015年2月下旬~3月上旬
<研究項目>リサーチクエスチョン
① 採点基準が比較的明確な論述課題において、事前トレーニングだけを実施し、その後は採点者に任せた場合に、採点の正確さは、採点の進行とともにどのように変化するか。
② 採点の所要時間は、採点の進行とともにどのように変化するか。
② 採点の所要時間は、採点の進行とともにどのように変化するか。
<研究結果>
2015年10月08日付 研究室トピックス並びに第13回 日本テスト学会大会発表資料をご参照ください。
・研究室トピックス
https://benesse.jp/berd/assessment/topics/index_4711.html
・第13回 日本テスト学会大会発表資料
http://benesse.jp/berd/up_images/textarea/kou-topics/assess_20151008.pdf
・研究室トピックス
https://benesse.jp/berd/assessment/topics/index_4711.html
・第13回 日本テスト学会大会発表資料
http://benesse.jp/berd/up_images/textarea/kou-topics/assess_20151008.pdf
<研究企画・分析メンバー>
野澤 雄樹 ベネッセ教育総合研究所 研究員
堂下 雄輝 ベネッセ教育総合研究所 研究員
島田 研児 株式会社ベネッセ i-キャリア
堂下 雄輝 ベネッセ教育総合研究所 研究員
島田 研児 株式会社ベネッセ i-キャリア