「乳幼児の生活と育ち」研究プロジェクトについて
ごあいさつ
このたび、東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センターとベネッセ教育総合研究所は、乳幼児の生活や発達について、縦断的に研究するプロジェクトを共同で立ち上げました。
このプロジェクトは、お子様の生活の様子、保護者の皆様の子育ての様子を複数年にわたって調査し、それらがお子様の成長・発達とともにどのように変化するのかを明らかにします。これにより、よりよい子育てのあり方やご家庭での関わり方について検討することを目的にしています。
このプロジェクトの成果は、子育て・保育・教育関係者(園の先生や行政関係者)や報道関係者への公表を通じて保護者の皆様にご報告するとともに、保育・教育に携わる方々の実践に役立てていただく予定です。また、乳幼児期の子育てや保育・教育について考察するための客観的なデータとして、学術的にも広く活用してまいります。
子どもたちのよりよい未来につながる研究を行ってまいりますので、本研究プロジェクトにご協力いただきますようお願い申し上げます。
「乳幼児の生活と育ち」研究プロジェクト代表
東京大学大学院教育学研究科教授 遠藤 利彦
ベネッセ教育総合研究所所長 野澤 雄樹
東京大学大学院教育学研究科教授 遠藤 利彦
ベネッセ教育総合研究所所長 野澤 雄樹
どんなプロジェクトなの?
子どもの生活や発達、保護者の子育ての「今」を知り、「変化」を明らかにすることを通して、よりよい子育て・保育・教育のあり方や、ご家庭での子どもに対する関わり方を検討することを目的としています。
少子高齢化や情報化、グローバル化など、近年、社会のあり方が大きく変化しています。また、保護者の育児・家事への関わり方や幼児教育・保育の状況も、時代とともに変化が見られます。それらの変化は、子どもの生活や発達に影響を与えていると予想されます。
このプロジェクトでは、複数年にわたる中期的な調査により、以下の点を明らかにします。
①乳幼児の生活、保護者の子育ての実態などの「現在の様子」
②上記について複数年にわたって調査を行うことでわかる「時代の変化」と「個人の成長」
②上記について複数年にわたって調査を行うことでわかる「時代の変化」と「個人の成長」
研究プロジェクトの特徴
1. 子どもの生活や発達、保護者の子育ての「今」をとらえることができる
このプロジェクトでは、同じ年度に生まれた子どもをもつ保護者(調査モニター)に対して、毎年1回継続して調査を実施します。これにより、子どもの生活や発達、保護者の子育ての実態などの「今」の様子を明らかにできます。
2. 子どもの成長・発達の「プロセス」をとらえることができる
このプロジェクトでは、子どもが毎年どのように成長・発達していくのか、また保護者のかかわりや意識はどのように変化したり、子どもの成長・発達に影響を与えたりするのかといった、親子の成長・発達の「プロセス」や「因果関係」を明らかにできます。
3. 母親・父親の意識や養育行動について幅広くとらえることができる
調査実施にあたり、調査票を世帯単位で配布して、養育者2名に回答を依頼しています。そのため、養育行動や子ども・子育てに対する意識について、養育者2名(主に母親・父親)の共通点や相違点、またその変化を幅広くとらえることができるとともに、夫婦関係が子どもの成長・発達に与える影響なども明らかにできます。
どんなことを調査するの?
保護者の方に、お子様の日ごろの生活の様子や、保護者の方の子育てや教育に対するお考えなどについておたずねします。一部のご家庭には、お子様の様子を調査させていただく可能性もあります。その場合は、事前にご協力のお願いをいたします。
調査対象:
0~6歳就学前のお子様をおもちの保護者(本プロジェクトのモニター)
0~6歳就学前のお子様をおもちの保護者(本プロジェクトのモニター)
※本調査は、お子様の「お母様(またはそれに代わる方)」と「お父様(またはそれに代わる方)」の両方にご協力をお願いいたします。養育者がお一人の場合は、お一人のご協力で結構です。
調査内容:
①子どもの日ごろの生活の様子について
②保護者の子育ての様子や教育に対する考え方について
①子どもの日ごろの生活の様子について
②保護者の子育ての様子や教育に対する考え方について
調査方法:
郵送またはインターネットによるアンケート調査(予定)
郵送またはインターネットによるアンケート調査(予定)
協力謝礼:
アンケート調査は1回につき500円または1,000円(図書カード)
アンケート調査は1回につき500円または1,000円(図書カード)
※ご協力いただいたすべてのご家庭に、謝礼をその都度お送りいたします。
お二人に調査にご協力いただいた場合、1,000円の図書カードをベネッセ教育総合研究所より進呈いたします。お一人の場合は、500円の図書カードを進呈いたします。
お二人に調査にご協力いただいた場合、1,000円の図書カードをベネッセ教育総合研究所より進呈いたします。お一人の場合は、500円の図書カードを進呈いたします。
データはどんなことに活用されるの?
今後の子育てや教育・保育のあり方を検討するための資料として学術的に活用されるとともに、保護者の皆様の子育てや、教育・保育に携わる方々の実践に役立てていただけるよう幅広く公表していきます。
- 調査にご協力いただいた方には、子育て環境や子育てについて考える資料として、調査結果をご提供いたします。
- 調査結果は、東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センターとベネッセ教育総合研究所が共同で分析を行い、今後の子育てや教育・保育のあり方を検討するための資料として活用いたします。また、調査成果は、東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センターならびにベネッセ教育総合研究所のウェブサイトでも公表し、保護者の皆様や、子育て支援・教育・保育関係者の方々に幅広くご活用いただきます。
個人情報およびデータの取り扱い
プライバシーの保護に万全の配慮をし、皆様からいただいた情報を安全に取り扱う体制を整えています。
- アンケートはすべて無記名で行います。
- アンケートにご記入いただいた内容は、個人が特定できない統計データとして処理いたします。
- モニターにご登録いただいた方の氏名、住所などの個人情報は、(株)ベネッセコーポレーション ベネッセ教育総合研究所が厳重に管理いたします。調査実施や謝礼発送等で個人情報の取り扱いを業務委託しますが、厳重に委託先を監督・指導いたします。皆様の許可なく、個人情報を、東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センターには提供いたしません。