第1回 妊娠出産子育て基本調査・フォローアップ調査(1歳児期) 報告書
この報告書について
調査の背景
調査は、2006年度から2010年度にかけて、妊娠期から子どもが2歳になるまでの4年間を1年ごとに、夫婦それぞれへのアンケートを積み重ねていくスタイルをとっています。この中で、妻と夫が妊娠、出産、育児、仕事をめぐって、何を感じて考え、どのように選択し行動したのか、そして子育てはどのように展開されているのかを捉えることで、親性の発達プロセスや子どもが生まれ育っていくときのよりよい環境を探っていきたいと考えています。
この調査は、妊娠期から子どもが1歳児後半になった時点までのアンケートを分析したものです。妊娠、出産、子育てと生活がめまぐるしく変わる時期に妻と夫と子どもの状況や置かれた環境を探っています。
調査の設計
横断調査では、広く妊娠・出産、子育ての実態や意識を聞き、フォローアップ調査で、はじめて親になる夫婦が、どのように親になる準備をし、親となっていくのか、質問紙アンケートとインタビューで分析しています。
フォローアップ調査
*第1回妊娠出産子育て基本調査(横断調査)の詳細はこちら。
調査概要
調査テーマ
調査方法
調査時期
11月グループ | 6月グループ | |
妊娠期妻・夫 | 2006年 | 2007年 |
0歳児期妻・夫 | 2007年 | 2008年 |
1歳児期妻・夫 | 2008年 | 2009年 |
調査対象
調査速報版での分析標本数 夫婦322組。
調査地域
調査項目
*QOLについて:QOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)とは、人々が感じている自分自身の生活の良質さのことです。今回の調査で使用したWHO(世界保健機構)開発の『WHO QOL26』質問項目は、出版元、株式会社金子書房の許可を得て使用しました。
研究組織
((株)ベネッセコーポレーション・ベネッセ次世代育成研究所主催)
調査検討委員
大日向雅美 (恵泉女学園大学大学院教授)
榊原洋一 (お茶の水女子大学教授)
菅原ますみ (お茶の水女子大学大学院教授)
丸光恵 (東京医科歯科大学大学院教授)
後藤憲子 (ベネッセ次世代育成研究所主任研究員)
分析
酒井厚 (山梨大学准教授)
松本聡子 (お茶の水女子大学リサーチフェロー)
梅﨑高行 (九州ルーテル学院大学准教授)
高岡純子 (ベネッセ次世代育成研究所主任研究員・調査事務局)
田村徳子 (ベネッセ次世代育成研究所研究員・調査事務局)
持田聖子 (ベネッセ次世代育成研究所研究員・調査事務局)
*所属、肩書きは2010年2月時点のものです。
調査報告書
2010年3月に、「第1回妊娠出産子育て基本調査報告書・フォローアップ調査(1歳児期)報告書」(全128ページ)を発刊しています。調査全体にわたる詳しい分析結果や、調査に関わった研究者・監修者によるコメント、調査票見本、基礎集計表が掲載されています。 ※2010年3月発行
また、2010年9月より、PDFによるダウンロードが可能となりました。
菅原ますみ
~調査 検討委員会より~
大日向雅美、榊原洋一、丸光恵
梅﨑高行
田村徳子
持田聖子
高岡純子
松本聡子
酒井 厚
菅原ますみ