2016/11/15

「本当の語彙力を身につけるには?④-look, see, watchはどう違うんですか?-」

グローバル教育研究室 室長
加藤由美子
Brown bear,

Brown bear,

What do you see?

I see a red bird looking at me.
これは幼児や小学生の英語活動の中でよく使用されるBill Martin Jr氏とEric Carl氏の絵本の一節ですが、この中でseeとlookが見事に使い分けられています。さて、その違いとは?感覚ではだいたいわかっていても、説明するとなると難しいものです。
ARCLE WEBの人気コラム「先生、これは英語でどういうんですか?」(慶應義塾大学 田中茂範先生ご執筆)の第8回では、seeとlookの違いを watchも含めてわかりやすく解説しています。ぜひご一読ください。
田中先生のコラムに、"Don’t look back. Look at him. He’s always looking ahead."(済んだことは考えないで。彼を見てごらん、いつだって前を向いて生きているだろう)という例文が出てきますが、ARCLEは、過去10年を振り返りつつ(look back)、これからの英語教育を考える(looking ahead)シンポジウムを行います。毎年恒例の12月第一日曜日、東京四ツ谷の上智大学にて、今年は12月4日に実施します。ARCLE代表・吉田研作先生(上智大学)の次期学習指導要領を見据えての基調講演ほか、英語力を伸ばす学校の実践事例、コラムを執筆された田中茂範先生からのご提案など、例年同様、盛りだくさんな内容でこれからの英語教育を考えます。振るってご参加ください。
最後に、これまでグローバル教育研究室で行ってきました調査結果やARCLEシンポジウムでも発表予定の英語力を伸ばす学校の研究結果などを踏まえて、ベネッセのオピニオンを担当させていただきました。拙稿も併せてお読みいただけましたら幸いです。