2015/11/27
「アジアの初等英語教育はどうなっているのか②-教育の原点を見た国・インド-」
グローバル教育研究室 室長
加藤由美子
加藤由美子
英語教育が発展する国・地域の条件とは何でしょうか?
- 英語教育を早期から行っている
- 英語の指導の質がよい
- 英語を使用する実践の場がある
- 英語を身につけることによるインセンティブがある
2013年10月22日、経団連の教育問題委員会企画部会で、TOEFL/TOEICなどを開発するETS社の最高執行役員がスピーチなさった際、この4つを紹介されました。アジアで熱心に英語教育を行っている国は、確かにこれらの条件を備えています。ARCLE理事であるアレン玉井光江先生(青山学院大学)が、これらの条件を備えたアジアの国の初等英語教育を視察された内容を紹介するシリーズコラム「アジアの初等英語教育はどうなっているのか」の第2回がARCLE WEBサイトにアップされました。
今回は、「インド」です。すべての授業を英語で行う私立小学校や、国際バカロレアの資格を取得できるカリキュラムで4技能の高い英語力を育てるインターナショナルスクール。一方、電燈もない狭く暑い教室で、40人の児童がひしめきあいながら学ぶ公立小学校。それらからインドの教育の多様性を垣間見ることができます。
コラムは、インドの公立小学校で出会った一人の女子児童のエピソードから「教育の原点を教えてもらいました」ということばで結ばれています。教育の原点とは何であるのか、一緒に考えながら読んでいただきたいと思います。
■これまでの掲載記事【過去のコラム】
『アジアの初等英語教育はどうなっているのか』
『英語のつまずきは、アルファベットから!?~大人が気がつきにくい落とし穴~』