【特集14】「問いのデザイン」でアクティブ・ラーニングの「種」を育てる

 次期学習指導要領の改訂で注目されている「アクティブ・ラーニング」ですが、その言葉は徐々に学校現場に浸透してきているものの、「教員間でどう共通認識をつくっていくか」「授業にいかに取り入れていくか」「導入によって進度が遅れるのではないか」「解説の時間が短くなることで学力が低下するのではないか」など、導入にあたって不安を抱いている先生方も少なくないようです。
 そこで本研究は、京都大学総合博物館 准教授の塩瀬隆之先生にご協力をいただきながら「問いのデザイン」をテーマに、アクティブ・ラーニングについて、以下の2点を目的とした研究を立ち上げました。
「問いのデザイン」の視点を取り入れた
① 教科学習におけるアクティブ・ラーニングの指導・評価モデルの研究
② (教科別ではない)教科横断の指導改善の動きにつなげる方法論の開発