2012/09/03

研究会「科学的概念の習得を促進するための指導法」

アセスメント研究開発室

開催日

2012年9月3日

会場

ベネッセコーポレーション東京本部(多摩)

内容

「作用反作用の法則」など新しい理科の概念を学ぶ過程では次のような課題がある。
  • 実験をしても、その結果とそれが生じる理由とをきちんと結び付けられない
  • 話を聞いて理解した気になっても、自分ではその概念を使いこなせない
こうした課題を乗り越えるための方法として、二つの指導事例をご紹介いただいた。
  1. 実験・観察活動のスキーマ(次の①②のような活動全体のフロー)を浸透させる指導①実験前:自分の考えが正しいか確かめるためには、どのような実験をしてどのような結果が出たらよいか考える。②実験後:実験の結果を記録し、実験の結果からどのようなことが言えるか考える。
  2. 説明を聞いたあとに、学習者自身にどう理解しているのかの説明を求める指導上記の指導法の教室での実践手法やその効果についてのご紹介のもと、他分野や教室外での指導への応用などについて議論をした。

発表者

小林 寛子(東京未来大学モチベーション行動科学部)