小学生の夏休みの宿題の中でも、毎年「どうしよう」「今年は何にしよう」という声が出るのが自由研究です。Benesse教育情報サイトメンバーの小学生の保護者のかたに実情を聞いてみました。
アンケート期間 2008/08/13〜14 回答者数:1,305人
アンケート対象:全国の本サイトメンバー
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある。
夏休みの宿題、「ドリル」「自由研究」「読書感想文」がトップ3
まず、夏休みの宿題について、どんなものが多く出ているのか、確認してみましょう。すると、「教科のドリル」「自由研究」「読書感想文」がトップ3であることがわかりました。
図2に示しましたが、自由研究の出題は小6で最も多くなり、76%が宿題にされているという結果でした。
【図1 今年のお子さまの宿題になっているものをすべて選んでください。】
【図2 自由研究が今年の宿題になっている(学年別)】
保護者のかたの声として多く上がるのが「計画性をもってやってほしい」というものです。
中には、「今年の宿題は苦労しそうだと思う。私が一切口出しを止めて、放っておいているから。夏休み後に泣くのは本人だけど、仕方がない。」と、お子さまの自立を促す夏、と考えたという声も見られました。さて、では次にとくに「自由研究」について保護者のかたがどう感じているのか、紹介しましょう。
「自由課題ではあるが、ゆっくりとした時間が持てる休みの間に取り組んでほしいと思っているし、たくさんの発見をしてほしいとも思っている。」といった声の一方で、実は取り組ませる時にいろいろ困っている点がある、ということが明らかになりました。宿題で、最も手こずりそうなものについて聞いてみたところ、ナンバー1は自由研究でした。約4割の保護者のかたが「自由研究」に手こずっている・手こずりそうと回答しています。いったい何が手こずる原因なのでしょうか。
【図3 今年の夏休みの宿題でお子さまがもっとも手こずっている・手こずりそうな宿題はどれですか?】
- 自由研究の理科はどうかと思う。実験に失敗したら書けなくてまた別のものをさがしている。
- 自由研究の課題を自分で決めなければならないが、もう少し、先生や学校から、ヒントのようなものがあれば良いと思う。
- 自由研究の案が中々出せないでいます。こんなのもあるよと言っても、納得がいかないようで。幼稚園では、題材がありそれをやるだけでしたが、自分で初めから考えていくのが難しいようです。
- 自由研究などはこの長い夏休みに挑戦してみてほしいと思うが、子ども自身だけではなかなか充実したものができないし、親のほうもどうアドバイスしていっていいのか 毎年悩むところです。先生に、途中でチェックしたり良い方向にアドバイスしたりしてほしいと思う。
- 自由研究など、子どもに任せるものについては、せめて手順(調べ方、まとめ方など)を理解させてほしい。白紙の状態で親に丸投げされても困る。
いかがでしょうか。同感、という読者もいらっしゃるのではないでしょうか。学年に合った研究にするには、どういったものを題材にすればよいのか、我が子の興味や、得意分野から考えれば、どんなものに興味をもって自主的に進められるのか、といったことは、テーマ決めの際にかなり左右されてくるでしょう。したがって、なんとか「いいテーマ」を選ばせたい、と考える保護者が少なくないようです。さらに、研究のまとめ方や書き方についてよくわからないので、そこでつまずいてしまう、という声も。実験・観察系であれば、理科の授業での実験ノートや観察ノートを参考に進めることもできるようですが、低学年であればなおさら戸惑う子もいるのでしょう。
なかなか手こずるテーマとはいえ、自分でテーマを決めて調べ、ひとつのレポートに仕上げることは、お子さまの問題解決力を育むよい機会となります。せっかくの宿題ですから、取り組むならばお子さまの力が伸びるようなかかわり方をしていきたいものです。
さて、せっかくの
自由研究、よい体験にできるようにBenesse教育情報サイトでも
テーマ選びや、調べ方・
まとめ方のコツ、
保護者のフォローのしかたについて取り上げていきます。
自由研究の動画もご覧ください。