
1964年北海道生まれ。横浜国立大学教育学部卒。
1990年、教育専門紙「日本教育新聞」記者となり、文部省、進路指導問題などを担当。1998年よりフリー。連載に「『学力』新時代〜模索する教育現場から」(時事通信社「内外教育」)など。
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教育再生を考えてみえるなら、予算をどれくらいと言う前に教科書を見直して頂きたいと思っています。特に英語の教科書。会話中心で文法がありません。下の方に小さくありますが、説明がないとわかりません。教科書を読めば、ある程度、英語のことがわかるようにして頂けないでしょうか。
娘の通う中学では、一人称、二人称、三人称という言葉すら教えてもらえませんでした。三単現のSと言えば、中学英語の常識なのに、その言葉すら知りませんでした。Iとyou以外の単数は・・・。これでは、わからないのです。中学で履修するべき文法は、教科書に載せてください。
その結果、高校英語では本当に苦労しました。世の中の中学は先生が高校で困らないようにと教えてくださっているでしょうが、教科書読んでおわりという中学もあるのです。それでも、生徒が勉強しないから、学力が低いのだと先生方は言われます。
先生が教えやすい教科書にしていただけたらと思います。英語に限らず、数学だって、解き方とか、きちんと理解できるような教科書をお願いします。
まことに同感です。およそ日本の教科書は読んでも分らないようにできています。英語、数学にかかわらず全教科にわたって、「読めば分る」といえるレベルまで内容を増やすことが緊急の課題です。骨ガラの教科書を無料で与えたと威張っている人たちは、それが日本の教育を荒廃させてきたことには思いあたらないのでしょう。アメリカの教科書は読めばさあやるぞと言った気分にさせてくれます。でも書き込み禁止とか何年も回して使わせるのが教師たちの悩みと聞きました。受験勉強に苦闘した経験のある方なら、日本の教科書がいかに干物のようなものだったかをおぼえているでしょう。教師の方は、周辺事項をよく知っていますから骨組みがしっかりしている教科書の価値は分りますが、だからと言って骨だけ与えられた子供には理解不能です。こんな分りきったことが大きな声にならないのは不思議です。評論家の発言や新聞記事にもほとんど出てきません。しかし事実に基づいて議論できないこの状況こそが日本教育の成果なのだと皮肉もいいたいくらいですよ。