メッセージ
会話するようにメッセージをやりとりできる
SNSのメッセージでは、文字を入力したり、スタンプを使ったりして、チャットができるんだ。
チャットは、メールのようにメッセージを一つひとつ開くのではなく、自分と相手のやりとりがひとつの画面に表示されるので、会話するように使うことができるよ。
また、チャットは1対1だけでなく、複数の人、つまりグループで使うこともできるんだ。
このグループ機能を使うと、グループに参加している人に一斉に連絡をとることができるので、いつも決まった連絡などがある場合はとても便利だよ。
ほかにも、SNSによっては、文字やスタンプ以外にも、写真や動画や音声メッセージなどを送ることや、グループで一緒に見ることができるノートを作ることができるなど、より便利に使う機能もあるよ。
さすが、インテリはむはむだね。
悪口・文句・ケンカ・言い争いは絶対にダメ
心配といえば、メッセージでは、言葉とちがって、書いた内容がずっと残るよ。
悪口や文句など、メッセージを見た人をいやな気持ちにさせる内容は、犯罪になることもあるので、絶対に書いてはいけないんだ。
また、メッセージのやりとりで、ケンカや言い争いをすることは絶対にしてはいけないよ。
もし、きみのメッセージが誤解されているなと感じたり、友達とケンカや言い争いになったりしたら、いったん書き込みをやめて時間をおこう。
文字だけでやりとりを続けると、関係がどんどん悪くなるよ。
こうしたトラブルが起こったら、自分ひとりで何とかしようとせず、おうちのかたに相談したりして、悩まないようにしよう。
そもそも、メッセージなどの文字を使ったコミュニケーションでは、おたがいの声・表情・身振りなどが見えないので、思っていることや感じていることが伝わりにくく、誤解されやすいものだから、注意が必要だよ。
気をつけないといけないね。
メッセージは声や表情が伝わらない
メッセージをうまく伝えるコツは、相手に伝えたいことを決めてから書くことだよ。
もし、文章が長くなるようであれば、改行したり、段落ごとに1行あけて見やすくしたりするなど、書き方を工夫するといいよ。
また、読んだ人に誤解されないように書くことも大切だよ。
メッセージでの会話は、文字やスタンプが中心となるので、おたがいの声や表情が直接伝わらないことはわかるよね。
だから、自分の気持ちや相手の気持ち、そして、伝えたいことが十分にわかってもらえないことが必ずあるよ。
たとえば、じょうだんで書いたつもりのメッセージで、じょうだんが伝わらず友達がいやな気持ちになったり、怒ったりしてしまうことがあるよ。
また、きみも友達からのメッセージを読んでいやな気持ちになることがあるかもしれないけれど、友達は悪気がないかもしれない。
直接会って話していると、じょうだんかどうか見分けることが簡単でも、文字だけだとじょうだんかどうか見分けるのはとてもむずかしいので、注意しないといけないよ。
たしかに、誤解したり、されたりすることってあるよね。
うん。
はむはむのお話がおもしろかった。
ほんと。
ぼくはいつでもだいじょうぶ!
あなたならどうする?
「はむレディーとおしゃべりはむはむはどう?」とメッセージを送る。
食事や別のことをしていてスマホを見ていないのかもしれないからもうしばらくまってみる。
親友なのに返信しないからグループから外す。
こたえ:2
返事はゆったりとまつ
いくら早く返事がほしいからといって、相手に返事を急ぐようにメッセージを送ったりしてはいけません。
また、メッセージを見ていない、見るのが遅い、返事がない、返事をするのが遅い、といったことを理由に、グループから外したり、悪口を言ったりしてはいけません。
もちろん、ブロックや非通知にすることもしてはいけません。
相手にもメッセージを見ることができない、見てもすぐに返信できないといった都合があります。
どうしても返事が必要なときや、大事な内容については、メッセージではなく、直接会って話したり、電話を使ったりして、確実に伝えましょう。
相手のことを思いやることは、コミュニケーションの基本ですから、楽しくメッセージを使うためにも、メッセージを送ったほうは、返事はいつでもいいよ、といった気持ちで送ることが大切です。
また、送られたほうも、都合のつくときに返信すればよい、といった気持ちで返信しましょう。
既読マークが気になることで、勉強、食事、睡眠といった時間がおろそかになることにも注意をしましょう。
クラスのうっかりはむはむが先生に怒られていたよ。
うっかりはむはむのことだからうっかりガラスをわったのだと思う。
絶対そうだよ。
やっぱりね。
よりよいメッセージはどちらでしょう?
うっかりはむはむがガラスをわったのかわからないけれど何かこわしちゃったのかな~。
うっかりはむはむがガラスをわって先生に怒られたのかわからないから本当のことを明日、たしかめたほうがいいね。
こたえ:2
正しいかわからない話は事実を確認する
問題のように、メッセージが盛り上がってくると、本当にその話が正しいのかを忘れて同意したり、話が膨らんだりします。
その話が正しいのかどうかがわからない場合は、じょうだんであっても、同意や否定をしたり、話を膨らませたりしてはいけません。
こうしたことが原因で、きみの信用がなくなるだけでなく、友達とケンカになるなど、トラブルにまきこまれることになるかもしれません。
会って話しているのとは違い、文字で書かれたメッセージは、本当かじょうだんか区別がつきにくく、トラブルになる可能性が高いのです。
まずは、本当にその話が正しいのかを確認することを友達に提案しましょう。
ならいごとに通っているみんなへ
明日は、先生がカゼを引いておやすみになりました。
OK~
ばっちりはむはむは、このグループに入っていないから教えてあげないといけないね。
誰か、ばっちりはむはむのID教えて。
メッセージをえらんでね。
ばっちりはむはむのIDは「bacchiri8686」だよ。グループに入れてあげてね。
メッセージ上でIDを送るのはよくないから、ばっちりはむはむには、メールまたは電話で伝えるね。
こたえ:2
IDなどの個人情報は絶対に送らない
友達の中には、まだグループに入っていない人や、SNSを使っていない人もいるでしょう。
そんなときに、問題のように、IDを教えてほしいといったことがあるかもしれません。
しかし、決してSNSで、自分や友達のID、住所や電話番号を教えるといった個人情報のやりとりをしてはいけません。
犯罪や危険なことにまきこまれないためにも、個人情報は書き込まない、聞かれても答えない、というルールは必ず守りましょう。
また、いざというときのために電話連絡網やメール連絡網といったSNS以外の連絡体制をつくっておくことが必要です。
そうすれば、SNSが使えないときでも連絡ができなくて困ることもありません。
こんにちは。友達になろうよ!
こたえ:3
知らない人からのメッセージはとても危険
問題のように、知らない人からメッセージがくることがあるかもしれません。
それが安心できるメッセージでも、本当のことを言っているかどうかはわかりませんから、とても危険です。
きみを誘い出し、きみに悪いことをしようとしているかもしれません。
こうした知らない人からメッセージがきた場合は、ブロックするなどの対応を自分で判断するのではなく、まず、おうちのかたに相談しましょう。
また、ID登録をしていない友達から連絡があるかもしれません。
でも、メッセージを送るのはちょっとまってください。
もしかしたら、悪い人が、友達になりすましているかもしれません。
ですから、友達とIDを交換するのは、おたがい会っているときにしましょう。
きみが犯罪や危険なことにまきこまれないためにも、個人情報は書き込まない、聞かれても答えない、というルールは必ず守りましょう。
メッセージって便利だよね~