科研費採択のお知らせ
科研費採択のお知らせ
ベネッセ教育総合研究所の加藤健太郎 主席研究員が,日本学術振興会(JSPS)の令和8(2026)年度科学研究費助成事業「基盤研究(C)(一般)」に採択されました。
研究課題は,「解答プロセスから学習のつまずきを推定する『CBTならでは問題』の開発と妥当性の検証」です。研究期間は3年間を予定しており,CBT(Computer-Based Testing)環境の特性を生かした新たな評価課題の開発と,その妥当性の検証に取り組みます。
KAKEN | JP26K06569 解答プロセスから学習のつまずきを推定する「CBTならでは問題」の開発と妥当性の検証
科学研究費助成事業(科研費)について
科学研究費助成事業(科研費)は,日本学術振興会が実施する競争的研究費制度であり,人文学・社会科学・自然科学の全分野にわたる学術研究を支援するものです。研究者の自由な発想に基づく独創的・先駆的な研究を対象としており,日本の学術研究基盤を支える主要な研究助成制度の一つです。
研究課題の概要
近年の学力調査や学習評価において,CBT環境での出題・解答データの活用に注目が集まっています。紙ベースの試験(PBT)からCBTへの移行が進む中で,単に紙の問題をデジタル化するだけではなく,CBT環境だからこそ可能となる問題形式や解答ログの活用が重要であることが示されています。
本研究は,CBT環境において学習者が問題に取り組む際の解答プロセスに関するデータを収集することで,従来の選択式・記述式だけでは十分に把握しにくかった認知過程や問題解決過程,学習のつまずきを測定する「CBTならでは問題」の開発と,その妥当性の検証を行うものです。問題設計,配信基盤,ログデータ収集,測定モデリング,妥当性検証までを一体的に扱う計画となっており,今後の教育評価の高度化に資する研究として位置づけられています。
研究成果は,CBTに適した問題設計の指針や,解答プロセスを踏まえた新たな評価手法の構築につながることが期待されます。将来的には,学校教育,学力調査,教育データ活用などの場面において,より精緻で妥当性の高い評価の実現に貢献することが見込まれます。
研究メンバー
本研究は,加藤健太郎 主席研究員を研究代表者とし,以下の研究メンバーで実施します。
加藤健太郎(研究代表者)
株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセ教育総合研究所 主席研究員
https://researchmap.jp/19-85-8
渡邊智也
株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセ教育総合研究所 研究員
https://researchmap.jp/tomoyaw
堂下雄輝
株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセ教育総合研究所 研究員
https://researchmap.jp/y_doka
北條大樹
株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセ教育総合研究所 研究員
https://researchmap.jp/dastatis
分寺杏介
神戸大学 経営学研究科 准教授
https://researchmap.jp/K-Bunji
鈴木誠
常葉大学 教育学部 准教授
https://researchmap.jp/makoping6801
太田絵梨子
埼玉大学 教育学部 准教授
https://researchmap.jp/erikoota
今後について
ベネッセ教育総合研究所では,本研究を通じて,CBT時代に求められる新たな評価手法の実現に向けた知見を蓄積し,教育現場や学習支援の高度化に資する研究開発を進めてまいります。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは,ベネッセ教育総合研究所のお問い合わせページをご参照ください。
