1989/12/20

中学受験 —子供と母親に対する意識調査より—[1988年]

報告書の概要

調査の狙い

小学校から中学校へ進学するとき、東京都の小学生は、他の地域の小学生よりも、中学受験志向、すなわち、私立・国立中学校への進学志向が強いとされる。こうした中学受験志向は、児童数の減少ともあいまって、今後増加の傾向がみられよう。この受験志向が、彼等の学校での生活や、学校外での生活にも、大きな影響を与えているものと思われる。中学受験の実態を子供・親の両者で調査し、その意識と行動の一端を明らかにすることを調査の目的とした。

調査の内容

(1)子供とその親(母親)に調査を実施した。
(2)どちらの調査も“学習塾”と“受験”を2本の柱とした。
(3)子供では、それ以外に、家での様子、学校での様子、価値観などを調査項目に加えた。
(4)親(母親)では教育観、自己像、暮らし向きなども調査して、中学受験との関連をさぐった。

調査実施時期

1988年10月~11月

調査対象

東京都23区内の公立小学校13校の6年生873名と、その母親873名

調査対象

質問紙によるアンケート調査。

その他

アンケート調査以外に、中学受験経験者と、中学受験をさせた母親へのインタビュー調査も行った。その内容は、第II部資料として掲載してある。

調査報告書の目次・詳細

はじめに・目次
今、なぜ「中学受験か」 -序にかえて-
調査の概要
調査結果の要約

第I部 調査結果の報告

1.中学受験の選択
2.中学受験と家庭・塾・学校
3.新受験生と新受験ママ
4.誰が中学受験をするのか
まとめにかえて

第II部 資料

1.中学受験者へのインタビュー調査
2.中学受験をさせた母親へのインタビュー調査
3.中学受験に対する小学校の対応
4.東京都における私立中学校進学状況の推移
5.参考文献一覧表

6.調査票(単純集計の数値入り)

子ども用調査表
母親用調査