2023/06/26

研究員の佐藤徳紀が、株式会社タバネル主催のセミナーに登壇しました 「組織のクリエイティビティを引き出す管理職のマネジメントとは? 〜学術研究とUdemyの実践から学ぶ創造性の高め方〜」

概要

目的管理手法の一つOKRの導入コンサルティングを提供する株式会社タバネルは、2023年4月25日(火)、「組織のクリエイティビティを引き出す管理職のマネジメントとは?〜学術研究とUdemyの実践から学ぶ創造性の高め方〜」と題したセミナーを開催しました。変化の激しい現代社会において、近年、必要性が高まっている組織のクリエイティビティを引き出す管理職のマネジメントについて、考えを深めました。

従業員の創造性は、チームの学習行動と相まって発揮される可能性が

研究員の佐藤徳紀は、東京大学の稲水伸行准教授との共同研究を踏まえて、従業員の創造性に関して、個人の目標志向とチーム学習行動との関係について研究した論文を紹介しました。その論文では、従業員の学習及び達成目標志向が、チームの学習行動と組み合わせられると、従業員の創造性が発揮される可能性があることがわかりました。

リーダーの「知的刺激」や「コーチング」が従業員の創造性に有効

稲水准教授が「アイデアジャーニーの各フェーズで有効なリーダーシップとは?」をテーマに、ベネッセ教育総合研究所と東京大学の共同研究の成果を発表しました。創造性を生み出すためのプロセスである「アイデアジャーニー」は、「生成」「精緻化」「擁護」「実行」の4つのフェーズがあると説明。各フェーズにおいて必要なリーダーシップは異なると仮説を立て、5つの企業の管理職にアンケートとインタビュー調査を実施しました。その結果、「生成」「精緻化」「擁護」に効果的なリーダーシップは、「知的刺激」(リーダーが思い込みに挑戦したり、リスクを取ったり、フォロアーのアイデアを募ったりする度合い)や「コーチング」(メンバーを教育し、彼らが自律するのを助ける一連の行動)であることがわかりました。

創造性を発揮する組織づくりの実践事例

株式会社ベネッセコーポレーション社会人事業部部長でUdemy日本事業責任者の飯田智紀が、創造性を発揮するための目標設定や組織づくりの工夫として、自身が管理職として意識して実践していることを紹介しました。
詳しくは、株式会社タバネルのセミナーリポートをご覧ください。
なお、東京大学の稲水伸行准教授との共同研究の紹介ページもご覧ください。