2012/03/30

大学データブック2012

報告書の概要

概要

これからの大学教育のあり方を考える材料を提供することを目的として、ベネッセ教育研究開発センターが2011年度までに実施した様々な調査結果の中から、高等教育(学士課程教育)に関連するデータを選択して編集したもの。

内容

主に次の5つの観点を中心に、18の調査(経年調査含む)から結果データをまとめている。
1.高校生の学習・進路選択の状況
2.大学生の学習・生活の状況
3.海外留学の課題
4.就職活動の現状、社会で求められている力
5.大学の内部質保証の課題
本書で取り扱っている各調査の対象は、高校(高校生、保護者、教員)から、大学(大学生、教職員)、社会人。
各調査の概要は、ページ下部の「調査一覧」を参照。

調査報告書の目次・詳細

刊行のことば・目次

巻頭特集 これからの大学教育のあり方を考える

これからの大学 -新しい教育の可能性-

日本学術振興会 理事長・慶應義塾 学事顧問 安西祐一郎

「入学の国」から「卒業の国」へ

改革の20年を振り返り、今後の大学教育の在り方を考える
神戸大学 大学教育推進機構 教授 川嶋 太津夫

第1章 高校から大学へ
<データからみた現状と課題>
高校生の実態から大学「入口」の学びを再構築する


1.高校生の実態

-高校生の学びや人間関係、将来観はどうなっているのか-

2.大学受験・進学

-高校生はどんな気持ちで受験に向かうのか-

3.大学情報のニーズ

-高校生の保護者と高校教員は何を求めているのか-

4.高校教員からみた大学の課題

-指導の中で実感していること-

第2章 大学生の学習・生活
<データからみた現状と課題>
大学への期待と学びの実態とのギャップ


1.大学で過ごす時間

-真面目な大学生-

2.授業

-学生の授業への期待と取り組み姿勢-

3.学習時間

-授業に出席はしているものの…-

4.課外活動

-課外活動の取り組み状況は-

第3章 海外留学
<データからみた現状と課題>
動き出す大学生の海外留学


1.大学からの留学生送り出し

-海外への留学生送り出しは進んでいるのか-

2.海外留学の現状と課題

-海外留学を促進させるためには-

第4章 大学から社会へ
<データからみた現状と課題>
大学での学びを社会につなげるために


1.仕事・将来への展望と準備

-大学に入ってから考える進路-

2.就職活動

-大事なのは表現力・思考力-

3.キャリア教育・就職支援

-大学の課題・学生の課題-

4.社会で求められる力

-社会人は実際に何を重要だと感じているのか-

第5章 大学教育の内部質保証
<データからみた現状と課題>
実りある大学の内部質保証を目指して


1.自己点検・評価

-大学は自己点検・評価をどのように実施しているか-

2.IR(Institutional Research)

-大学でIRを促進するための課題は何か-

3.教職員の協働

-大学教育の質についての教職員の対話-

調査一覧