子どもの生活における他の活動時間とのバランスを考えて、1日に最長でも1時間~2時間未満を目安にしましょう。
小さな子どもの成長・発達に必要な睡眠時間は、1日に11~14時間といわれています。起きている約12時間のうち、食事や入浴、通園などに費やす時間は約5~6時間であることを考えると、自由時間は約6時間。この自由時間の中で、外遊びや、おもちゃ遊び、おうちの方や友達との遊び、絵本を読むなどのリアルな体験があり、それらに、メディアを通した体験とがバランスよく配されていることが、子どもの1日の活動を豊かにします。幼児がメディアに接する時間は、この6時間のうち、最長でも1時間~2時間未満を目安とするとよいでしょう*。眼の疲れを考えれば、1回ごとの視聴は30分程度までにしましょう。
とりわけ2歳までの子どもは、眼の発達への影響に配慮し、視聴時間はより短めになるようにを心がけましょう。
視聴後は、眼を休憩させましょう。視聴する時間帯も大切です。就寝前の視聴は避けましょう。
*メディアの適切な視聴時間の長さについては、例えば、アメリカ小児科学会(2016)では、健康面や、発達面等から、2歳以上の子どもには、質の高い番組に限り、1日1時間以下の使用が推奨されています。