likeの前置詞と接続詞の見分け方
教材の中の like all other in the world という語句のlikeを、私は前置詞のlikeだと思い、
「・・・のような」と訳してしまいました。接続詞のlikeとの見分け方がわかりません!
進研ゼミからの回答
こんにちは。
いただいた質問について、さっそく回答させていただきます。
【質問内容】
教材の中の like all other in the world という語句のlikeを、私は前置詞のlikeだと思い、
「・・・のような」と訳してしまいました。接続詞のlikeとの見分け方がわかりません!
前置詞のlikeと接続詞のlikeの見分け方についてのご質問ですね。
【質問への回答】
likeは前置詞としても接続詞としても用いられます。一般にlikeの後ろが名詞であれば前置詞、
節であれば接続詞として考えることができますが、likeの品詞だけわかっても、意味を明確に区別することはできません。
下の例)も参考にして文の意味を考えて判断しましょう。
例)You are just like your father.「あなたはお父さんにそっくりだ」
※このlikeは「・・・のような」「・・・と同じ性質をもつ」という意味の前置詞
You behave like your father.「あなたはお父さんのようにふるまう」
※このlikeは「・・・のように」「・・・と同じやり方で」という意味の前置詞
You behave like your father did yesterday.「あなたは昨日お父さんがしたようにふるまう」
※このlikeは「・・・のように」「・・・と同じやり方で」という意味の接続詞。likeの後ろに節がきている
今回のlike all other in the worldはlikeの後ろが(all)otherという代名詞ですから、このlikeは前置詞です。
前置詞のlikeには「・・のような」という意味のほか、「・・と同じように」という意味もあるので、訳し方には注意が必要です。文脈からどちらの意味かを考えましよう。
このときに大切なのが、like単独の品詞が何かということだけでなく、like all other in the worldが文全体の中でどのような働きをしているかを考えることです。この場合は副詞句として考えることができます。
【学習アドバイス】
likeのように前置詞、接続詞、形容詞など、いろいろな品詞として使われる単語は、辞書や参考書で例文とともに確認しておくといいでしょう。
これからも『進研ゼミ高校講座』にしっかりと取り組んでいってください。応援しています。