【文の種類】句や節の見分け方
句や節の見分け方がよく似ていて混乱してしまいます。どう考えたらよいですか?
進研ゼミからの回答
こんにちは。
今回の質問についてお答えしていきましょう。
【質問内容】
句や節の見分け方がよく似ていて混乱してしまいます。どう考えたらよいですか?
という、句や節の見分け方についてのご質問ですね。
【質問への回答】
まず、以下の区別をしっかり整理しておきましょう。
句: 2語以上のかたまりで、〈主語+動詞〉の形を含まないもの
節: 2語以上のかたまりで、〈主語+動詞〉の形を含むもの
確認のため、以下の例文を見てみましょう。
例) 「彼女がそう考えるのは当然だ」
①It is natural for her to think so.
②It is natural that she should think so.
どちらも同じ意味ですが、①のto think soは〈主語+動詞〉がないので、句です。
一方、②のthat she should think soは〈主語(she)+動詞(think)〉があるので、節になります。
①にも意味の上では主語と動詞(彼女が考える)は存在しますが、句と節を区別する上では、
意味ではなく、文法上の主語と動詞で見分けます。
参考ですが、to think soとthat she should think soは、形式主語itの真主語(意味上の主語)に
なります。主語は名詞ですから、to think soはto不定詞を用いた名詞句、that she should think soは名詞節になります。
なお、節は〈主語+動詞〉を含むので、接続詞・関係詞・疑問詞に導かれます。
【学習アドバイス】
接続詞や前置詞、関係詞などについても、この機会に再確認しておきましょう。
また疑問に感じる点があれば質問を送ってください。一緒に考えましょう。