【近世(安土桃山時代〜江戸時代)】 天保の改革の株仲間解散と物価
天保の改革で,物価を下げるために株仲間解散令を出した,と書いてあったのですが,
なぜ株仲間を解散させたら物価が下がるのですか?
進研ゼミからの回答
株仲間が幕府の許可を得て「営業を独占」していたことで,物価が上がっていたからです。
江戸時代,商工業者が幕府の許可を得て,同業者組織「株仲間」をつくりました。
株仲間は,幕府に税を支払う代わりに営業を独占することを認められ,
【商品を独占的に扱う=商品の値段も独占的に決める】
ことができました。
そのため,株仲間はもうけを増やすために,値段を上げていったのです。
そこで天保の改革では,物価を上げている原因となっていた株仲間を解散させることで,
物価を下げようとしたのです。