【古文・和歌】 古文の主語の読み取り方
古文の中の主語や動作主の読み取り方のコツを教えてほしいです。
進研ゼミからの回答
主語を探すときには,まず近くに出てくる人物を表す言葉を押さえます。そして,文章に当てはめて,意味が通るかどうかを確認します。
古文では,その前に一度出てきていて文脈から判断できる場合や,「徒然草」や「枕草子」などの随筆や日記など,筆者が主語であるのが明らかな場合には主語が省略されていることもあるので,注意が必要です。
[読み取り方のコツ]
■動作と人物をチェック
「どうした」(動作)を表す部分に線を引き,その近くに出てくる人物を○で囲みます。○で囲んだ人物のうち,どの人物がその動作を行ったとすると,いちばん意味が通るのかを確認します。いちばん近くに出てくる人物を表す語が動作主とは限らないので注意が必要です。主語がわかったら,その線の横に書き込んでいくと,古文の内容もわかりやすくなります。
■同一人物の注意
同じ人物が違う呼び名などで出てくることがあるので注意が必要です。
このような点に注意して,一つひとつの動作主を確認していきましょう。何度も繰り返すうちにコツがつかめるようになるでしょう。