かけ算九九、子どもが苦手なのはズバリ○の段!

小学校2年生の算数では、かけ算九九の理解と暗記が山場の一つとなります。かけ算九九の暗記に苦労する子どもは少なくありませんが、特にどの段を苦手とするケースが多いかご存じでしょうか。ベネッセの調査をもとに、進研ゼミ算数担当が解説します。

かけ算九九の暗記は家庭学習にかかっている!?

大人ならスラスラと唱えられるかけ算九九。昔、苦労して暗記した記憶は薄れているかもしれませんが、小学校2年生にとってかけ算九九を覚えるのはかなり大変なことです。しかし、ここでつまずくと、3年生で学習するかけ算の筆算やわり算が理解できず、算数が嫌いになってしまうかもしれません。

授業では、かけ算九九の概念をしっかりと理解することを目指しますので、暗記にはそれほど時間をさけません。そのため、かけ算九九を覚えるのは家庭学習が中心となります。ところが、家庭で一人で学習していると、まちがえて覚えてしまったり、やる気が続かなかったり、しっかりと暗記できないケースがあります。そこで大切になるのが、保護者のかたのサポートです。

かけ算九九が苦手な子どもも、全ての段を覚えられないわけではありません。ベネッセの調査により、子どもが苦手としやすい段が明らかになっています。子どもが覚えにくい段とその理由を知っておくと、ご家庭でのフォローに役立つかもしれません。

子どもは「6・7・8」の段が苦手!

それでは、子どもはどの段を苦手としやすいのでしょうか。トップ3を発表すると、「6の段」「7の段」「8の段」になります。

以下の表は、かけ算九九の中で誤答が多かった問題と誤答例を挙げたものです。6・7・8の段が多く含まれていることがわかります。

それでは、誤答の傾向を見ていきましょう。

●前後の九九と混同してしまう

・かける数を前後のものと間違えるケースが多く見られます。例えば、6×8=48を42とする誤答が目立ちます(6×7=42と混同)。

・同じようにかけられる数を前後のものと間違えるケースもあります。例えば、7×4=28を24と答える子どももいます(6×4=24と混同)。

●似ている音の九九の覚えまちがい

・4(し)と7(しち)の音は似ているので混同しがちです。例えば、4×8=32を56と答える例が見られます(7×8=56と混同)。

・7(しち)と8(はち)の音も似ています。例えば、8×6=48は42という誤答が見られます(7×6=42と混同)。

●交換法則の成り立つ関係の九九をセットでまちがえる

・6×8=48、8×6=48をどちらも42とするなど、セットで間違えて覚えている例も多く見られます。

地道な反復練習がマスターへの最短ルート

かけ算九九の覚え方の特効薬は……残念ながらありません。かけ算九九の歌や単語カードなどを活用しながら、地道に反復練習をくり返すことがマスターへの最短ルートです。

家庭でのフォローの仕方としては、単にかけ算九九を唱えさせるだけではなく、下から順に言わせたり、ランダムに問題を出したりすると効果的です。問題を出す際は、前述した覚えにくい段や問題を重点的に出していただくと効果的かもしれません。

2年生の3学期はかけ算とは異なる単元を学習するので、暗記があやふやな場合、3年生になるまでに忘れてしまうこともあります。正確に覚えられたと思っても、少し経ってから問題を出してみるなどして復習すると安心です。

かけ算九九を暗記した経験は自信になり、その後の学習意欲にもつながるはずです。がんばって覚えられたら、「よくがんばったね」「他の勉強もできるよ」などとほめることも忘れないようにしましょう。

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