読書感想文の出来は本選びが決め手、保護者の役割は?

読書感想文の出来は本選びが決め手、保護者の役割は?夏休みの宿題、残すは「読書感想文」だけという子どももいるかもしれない。苦手とする子も多いこの宿題に、保護者はどのようにかかわればよいのだろうか。「読書感想文は、肩ひじ張らずに気軽にやろう」と語る教育評論家の親野智可等氏に、ベネッセ教育情報サイトが話を聞いた。

 

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読書感想文は、単に本を読んだ感想を書くことにとどまりません。本の内容と自分の体験をミックスしながら、自分自身を見つめ直す絶好の機会にもなります。つまり単に本を読んで感想を書くということではなく、精神的な成長に結び付く行為なのです。

 

読書感想文の出来は、本選びの善しあしでほぼ決まってしまいます。子どもはどういう本が世の中にあるかはわかりません。保護者のかたが、自分の子どもにはどんな本がふさわしいか選んであげたいものです。子どもの興味がわきそうな本を探してあげると、深く読むことができます。

 

実際に書く段階になったら、保護者のかたが内容の整理をしてあげることも必要です。感想を話し合ったり、構想メモを作ったりするのがいいと思います。「今思っていることは?」「作者や登場人物にお手紙を書くなら何と書くの?」など、子どもに問いかけながら一緒に整理をしていきます。子どもから出てくる言葉をつなぎ合わせて、保護者のかたが感想文の内容を口述筆記してあげてもいいですね。叱って書かせるのは避けましょう。

 

文章を書くことが苦手な子どもに対しては、コンクールで大きな賞を狙うのでなければ、気軽に考えてよいと思います。原稿用紙を埋めるだけ、期日までに提出するのをゴールとしてもいいのです。子どもを文章好きにさせるには、まずは保護者のかたが読み聞かせをしてあげること。次に毎日、読書タイムを設けることです。読書を続けている子どもは、すぐにではないものの尻上がりに成績が上がってきます。気長に成果を待ちましょう。

 

出典:読書感想文カンタン解決策特集 親野智可等先生インタビュー -ベネッセ教育情報サイト

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