読書感想文、完成へのポイントは「脱あらすじ」

読書感想文、完成へのポイントは「脱あらすじ」ベネッセ教育情報サイトでは、小学生の子どもを持つ保護者を対象に、読書感想文の本選びや苦労した点などについてアンケートを行った。(アンケート期間:2013年9月/回答者数:1,349名)夏休みの宿題の中でも、後回しにしがちな「読書感想文」。後半になってもまだ終わっていない、これから取り組む、という子どももいるのではないだろうか。

 

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夏になると、コンクールの課題図書やおすすめ本などを書店やインターネットなどでよく見かけます。子どもは読書感想文の本をどのように選んでいるのでしょうか。

 

【図 読書感想文の本はどのように選びましたか?】
読書感想文の本はどのように選びましたか?

回答では、約半数が自分で好きな本を選んでいました。そのためもあってか、読書感想文を書いた本のジャンルは、「ファンタジー・冒険もの」がトップでした。

 

子どもが読書感想文で苦労しているのは、「あらすじを書くだけで感想文になっていない」点だと、多くの保護者が答えました。本を読んでいる時は、内容に引き込まれ、いろいろなことを感じたり考えたりしているはずですが、読み終わって文章にまとめる段になると、本の内容を書くだけになってしまうようです。

 

手伝う加減を悩み、自分の意見を書かせたくても口出しを我慢し、できあがったものが「あらすじだけ……」という状況を打破したい、という保護者が多く、「感想を文章にする」のが大きなハードルになっています。

 

本を読み進む中で喜びや悲しみ、驚きや感動を感じ、自分がなぜそういった感情を抱いたのか、どういった内容が琴線に触れたのかを言葉にすることは、まだ語彙(ごい)の少ない子どもにとっては難しい作業かもしれません。保護者のかたが上手に声をかけてサポートしながら、ゴールが少しずつ近づくのを楽しむのもよいでしょう。

 

出典:読書感想文 「脱あらすじ」が上達のキーワード -ベネッセ教育情報サイト

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