読書感想文 保護者の本音は「子どもだけですべて終わらせてほしい」

読書感想文 保護者の本音は「子どもだけですべて終わらせてほしい」ベネッセ教育情報サイトでは、小学生の保護者を対象に、「読書感想文」に対する家庭での取り組み方ついて、オンラインアンケートを実施した。子どもが苦労する夏休みの宿題の一つ、「読書感想文」。なかなか手を付けようとしない様子にやきもきする保護者も多いかもしれない。さて、実態はどのようなものだろうか。 (調査期間2013年9月/回答者数1,349名)

 

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読書感想文の本は誰が決めたのか? という問いには、「子ども一人で」が66.8%、「子どもと保護者が協力」が26.4%、「保護者」が5.8%と、7割近くが「子どもが選んだ」と回答した。本の選び方については、学校やコンクールで指定された課題図書やインターネットや書店で「オススメ」とされる本よりも、子どもが好きな本を選んだ、という回答が約半分を占めた。読書は子どもが自分自身でやるほかなく、子どもの興味があるものを選ぶ傾向にあるようだ。

 

子どもに求める到達度についての質問でも、「子どもだけですべて終わらせてほしい」という回答が7割近く。しかし、子どもが読書感想文のために読んだ本を保護者も読んだか伺うと、半分近くが「読んだ」と回答。子どもに任せたいと思いながらも、やはり気になる保護者の複雑な気持ちが伺える。

 

【読書感想文でお子さまに求めるレベルはどれくらいですか?】
読書感想文でお子さまに求めるレベルはどれくらいですか?

普段から読書に慣れていない子どもには、「本を読む」こと自体に苦手意識があるだろう。「文章にまとめる」のは、さらにハードルが高いようだ。「文章に自信がなく、うまくまとまらなかったようで、何度も確認させられました」というコメントもあり、上手に書けているかどうか、不安に思う子どもも少なくない。

 

1冊の本とじっくり向き合う貴重な読書の機会が「読書感想文」。これをきっかけに本を読む楽しさを知ってもらえるよう、保護者はさりげなくサポートしたいものだ。

 

出典:オンラインアンケート「読書感想文 たとえ苦手でも子ども一人で取り組む傾向」 -ベネッセ教育情報サイト

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